F1の2025年ドライバーズタイトル争いでは、終盤戦になってマクラーレン勢に対するライバルの追い上げが激しくなっている。しかしマクラーレンはアップデートをこれ以上する予定はないようだ。
今年はマクラーレンのオスカー・ピアストリとランド・ノリスによるタイトル争いが繰り広げられてきたが、終盤戦に向けてレッドブルのマックス・フェルスタッペンが急接近している。先日行なわれたアメリカGPではフェルスタッペンがスプリントと決勝を勝利してフルポイントを獲得し、トップのピアストリとの差を40ポイントまで縮め、タイトル候補のひとりへと完全に戻ってきた。
今のフェルスタッペンとレッドブルが最速マシンの1台となっていることは間違いない。そんな相手に対し、マクラーレンは既に2025年マシンの開発を終了しており、今後アップデートがされることは無いとチーム側は認めた。
「今シーズンの残り期間に向けて、新たなアップデートや新パーツが供給されることはない」
マクラーレンのアンドレア・ステラ代表は、アメリカGP終了後にそう語った。
しかし、ステラ代表はアメリカGPにおいてはいくつか安心できる要素も見つけられていたと語る。ピアストリは5位と一見苦しんだが、2位となったチームメイトのノリスのレースペースはフェルスタッペンに匹敵していたと評価している。
「全体的な流れを見ると、今日のレースはかなり安心できる内容だった。
シャルル(ルクレール/フェラーリ)とのバトルがあったとはいえ、それがなければランドには勝てるだけのペースがあったと思う」
ステラ代表はそう語る。
「もちろん、フェルスタッペンを抜くにはコース上でポジションを奪う必要があり、それは簡単なことではない。1ストップ戦略では戦略的に多くのチャンスがあるわけでもないものの、純粋なパフォーマンスという観点では勝負できる速さがあったと確認できた」
なおマクラーレンはスプリントでノリスとピアストリが同士討ちによって1周目にリタイアしている。そのためスプリント分のデータを集めることができなかったため、セットアップに影響もあったとステラ代表は説明した。
「スプリントを走れなかったことで、セットアップの面では少し出遅れてしまった」
「振り返ってみると、マシンにはもっと引き出せるパフォーマンスがあったことがすでに分かっている」

