ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は最近のフラストレーションの溜まる状況にメンタル面での厳しさを抱えている。
先日行なわれたMotoGPオーストラリアGPでクアルタラロは、予選でポールポジションを獲得した。しかしレースペース面では最速というわけではなく、表彰台争いに加わるとは見られていなかった。そして実際のレースではトップ10にも届かない、11位でのフィニッシュに終わった。
同郷の日本メーカーであるホンダが、夏休み以降着実に進歩を示している一方で、ヤマハは苦戦が続いている。ヤマハが新型のV4マシン開発に力を注いでいることも無関係ではない。
とはいえ、この競争力を欠いた状態にクアルタラロのメンタルは擦り減らされているようだ。
全22戦という開催日程がライダーの負担になっているのかどうかを問われたクアルタラロだったが、競争力が無いことのほうが状況を厳しくしていると答えた。
「結果が出ているときは精神的にも問題ないが、今のような状況は正直つらい」と彼は述べた。
「もちろん速く走りたい、上位にいたいというモチベーションはある。でも結果がついてこないと、ただ家に帰ってポジティブな面を探したくなるだけだ」
「今はとにかくしっかりトレーニングをして、可能な限り良い形でシーズンを終えること、そして次に備えることを心がけている」
「このあと4日間ほどはレースから少し離れられるから、それをとても楽しみにしている。本当に必要な時間なんだ」
「(次戦マレーシアの)セパンは好きなサーキットだけども、今はとにかく今回のことを少し忘れて、自分自身に集中したい」
クアルタラロはオーストラリアGP決勝レースでまったくペースが上がらなかった理由について、明確な説明ができないと語った。
「本当に変なんだ。正直にいって、こんなレースになるとは思っていなかった。ペースは悪くなかったと思っていたけど、これほどフィーリングが違ったのは、何が起きたか分からない」
「レース中は全然ペースが上がらなかった。今日何が起きたのか全然分からないんだ。バイクのブレーキングでも苦しみ、スピードを維持できなかった」
「もっとしっかりチェックする必要がある。でも週末を通じてそういった感じだったんだ。ミディアムタイヤをリヤに使ったFP1でも競争力があり速さを感じていたんだ。でもそれが日曜には全く良い調子じゃなかった。チームの調べを待つしか無い」

