窪塚、豊田監督とのさらなる共作に意欲
最後にキャストを代表してマイクを持った窪塚は「さっきキララちゃんも言ってましたが、本当に豊田さんのことが好きな人間が集まって、スタッフもキャストも、特濃な感じでやっております。この1個前の『全員切腹』っていう短編の映画も、その前の『破壊の日』も、そして『狼煙が呼ぶ』を含めて、『狼蘇山』シリーズ4作の、一応は完結編だけど、さっきの板尾さんの言葉を借りれば、まだまだ先が観たいし、まだまだ先に一緒に行きたいなという風に思える。ライフワークと呼んでもいいような感じで、豊田さんと仕事をさせてもらってて」とコメント。
「豊田さんがくれる役っていうのは、すごくぶっ飛んだ役なんだけど、パラレルワールドの自分みたいな。現実と虚構の境目がすごく曖昧になるような、そういう役をずっとやらせてもらっています。『あれ? これ豊田さんに話したことあったかな?』とか、『これいつも自分が言ってることだな』とか、そういう言葉を役を通して言ってます。でもそれは、豊田さんの言葉でもあるし、自分の言葉でもあって。豊田さんの言葉を伝えるスタンドみたいな立ち位置で自分がいるんだなと思うと、これからもこの道を邁進していきたいなという風に、尻を叩かれて、かつ、肩も抱かれるみたいな感じの思いになって一緒にやってます。皆もきっとそんな気持ちがあるんじゃないかなと思います」とさらなる共作に意欲を示しました。
板尾「ジュニアと監督は“仲良し”ってこと」
そして、千原について窪塚は「インの前に前乗りされてたので、『よかったらお食事しませんか』っていう感じでお誘いしたら、ジュニアさんが快く来ていただいて、結構長いこと飲んだんですよね。そしたらお疲れだったから、途中で寝ちゃって。『じゃあ、そろそろ開きましょう』って感じで帰ったんですけど、『ジュニアさん、台詞大丈夫ですか?』って言ったら、『これから入れるんで』って言うんですよ。べろべろで寝てて、まあまあ長い文量で、ちょっと明日大変かもなって思ってたんですね」と回想。
「翌日起きて、豊田さんに『豊田さん、昨日ジュニアさんを結構飲ませてしまって、疲れてらしたから寝ちゃってて。台詞が入ってないって言ってたんですよね』って言ったら、『あ、大丈夫。ジュニアは絶対に入れてくるから大丈夫』って言った通り、本番ノーミスで、あの存在感で芝居されてて、本当にすごいなと思って。でも本当は入れてたんですよね?(笑)」と称賛し、千原は「えらいもんで、ほんまに子どもの時から遊んでるから、あの訳の分からん文章がすっと入ってくる(笑)」と明かして会場を沸かせ、板尾は「仲良しってことやな(笑)」とまとめ、最後まで豊田組の結束ばっちりにイベントは幕を閉じました。