F1レッドブルの角田裕毅は現地10月18、19日の第19戦アメリカGPスプリント、決勝レースでそれぞれ7位入賞。予選では苦戦を強いられたものの、決勝では良いペースで周回を重ね、第17戦アゼルバイジャンGPの6位入賞などもあり、来季残留に向けてアピールできる材料が増えている状況だ。
チームのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士は、26日決勝の第20戦メキシコGP終了後に来季ドライバー・ラインアップの発表があると繰り返し発言。アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)が今季新人ながら表彰台に乗るなど速さを見せてシート確保の最有力候補に挙げられているため、角田の来季残留は厳しいとの見方が強い。
しかし角田の直近のパフォーマンスによってそれらの予定が変更になる可能性が出てきた。英専門メディア『GPblog』によると、マルコ博士はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季のドライバーズチャンピオンになる可能性を問われ、「リスクを冒すのが好きならイエス(フェルスタッペンに賭けるべき)だ」と語った際、「私もいくつか賭けているよ。ユウキにね」と角田への期待感を露わにしたという。
さらにアメリカGPでの角田の戦いぶりについては「非常に良いスタートを切ったし、クリーンエアーで私たちは競争力があったので、そこにも上昇傾向が見られる。彼(角田)の安定感はチャンピオンシップをめぐる戦いにおいて非常に重要だ」と賛辞を送った。
そしてスポーツ専門局『Sky Sports』のドイツ版に対しては来季のドライバー選考は「今のところ私たちの優先事項ではない」「メキシコGP後にゆっくりと検討する」とコメント。セカンドドライバーの決定を遅らせる可能性を示唆した。
その発言の背景にはサマーブレイク後の5戦で119ポイントを稼ぎ、ドライバーズランキングでマクラーレン勢を猛追しているフェルスタッペンの存在があるのは間違いない。ただ、競争力のあるマシンを与えられれば、角田も入賞できると証明できた事実が首脳陣を悩ませている可能性もあるだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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