AEWダイナマイトが現地時間22日、テキサス州サンアントニオで行われ、オカダ・カズチカがバンディードに雪辱を遂げ、AEWユニファイド王座防衛に成功した。
オカダは10・18『AEWレッスルドリーム』でIWGP世界ヘビー級王者KONOSUKE TAKESHITAと組んでAEW世界タッグ王者・ブロディード(ブロディ・キング&バンディード)に挑戦。バンディードに敗れ、ベルト獲りを逸した。この結果を受け、バンディードのユニファイド王座挑戦が決定。オカダにとって雪辱戦となった同王座戦がこの日のメインイベントで行われた。
バンディードのスピードに渡り合ったオカダは序盤からレインメーカーの構え。フラップジャックで先制すると、場外戦に持ち込むと左の肩口から鉄柱に激突させる。バンディードがチョップを連発してもフロントハイキックで返り討ち。ダイビングエルボードロップを投下すると、中指を突き立て、レインメーカーを仕掛けた。
これはバンディードがかいくぐり、トルニージョで反撃。場外に退避したオカダはトペスイシーダ、トペコンヒーロを立て続けに食らってしまう。リングに戻ってもヒザ蹴り、トラースキック、ドロップキックの波状攻撃を浴び、マッドスプラッシュを投下されたが、腕攻めで挽回。ツームストン式ショルダーバスターでもん絶させた。
粘るバンディードもツームストンを阻止し、ローリングバックブローをさく裂。カナディアンバックブリーカーで担いでの変型GTSを決め、ロープのバウンドを利しての後方回転からジャーマンでぶん投げる。さらに雪崩式攻撃を狙ったが、これはオカダが阻止。ドロップキックをカウンターで突き刺した。バンディードもレインメーカーを首固めで切り返し、掟破りの逆レインメーカーを叩き込むと、GTSを決めたが、オカダは沈まず。最後はレインメーカーを爆発させて3カウントを奪った。
オカダが熱戦の末、ユニファイド王座を防衛。ドン・キャリス・ファミリーのメンバーが駆けつけて祝福すると、遅れてTAKESHITAが現れた。4日前のAEWタッグ王座戦でオカダのレインメーカーを誤爆されたTAKESHITAは険しい表情。リングへ歩を進めると、ドン・キャリスとカイル・フレッチャーが制止し、リング上のオカダは不敵な笑み。二人の不仲があらためて浮き彫りとなった。
