メッシュアッパーなど履き心地を高める工夫がたくさん!
アッパーには伸縮するニット生地が使われていて、足を心地よくホールドしてくれました。さらに感心したのが、アッパーはもちろんタンまでメッシュ構造になっていて、至るところから通気を促してくれるところ。足がムレてうれしいことはなにもありませんから、通気をよくしてくれる仕掛けはありがたいです。
また今作では、履き口周りの設計も一新したとのこと。立体的な「3Dモールドカラー」や「拡張ヒールプルタブ」が採用され、スルッと足入れできるのに、ガッチリホールドしてくれます。
アウトソールにはグリップ力の高いデュラブレーション ラバーを採用。適所に配置することで、重量の増加を抑制しつつ、耐摩耗性も高めています。
また中央から前足部にかけては緩やかに傾斜したメタロッカーになっていて、次の一歩が自然と出てくるようになっています。厚底ミッドソールでも滑らかな走行を促してくれる、技術的なポイントですね。
踏み込んだ時の縦横の揺れやズレを防ぐというアクティブフットフレームは後ろ足部重視で搭載され、安定性を高めています。
【総評】ホカ人気の理由がこのシューズに詰まっている!
改めて思いましたけど、ホカのクッショニングテクノロジーは別格クラスですね。たくさんのシューズブランドがありますけど、この履き心地のよさは五本の指に入ると思います。
世間では揺り戻しの動きからか、ソールが薄いロープロファイルスニーカーも流行ってきていますけども、健康のために長い距離を歩いたり体への負担を減らしたりしたい私としては、厚底シューズがいいですね……。「ボンダイ9」を履いてみて、ホカの人気の理由がわかりました。
問い合わせ:デッカーズジャパン
ホカ 公式WEBサイト
文/奥家慎二 構成/横山博之 撮影/村本祥一(BYTHEWAY) スタイリング/小林知典
