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炭治郎、オカルン、金木…人気声優・花江夏樹が魅せる変幻自在な声の表現力

炭治郎、オカルン、金木…人気声優・花江夏樹が魅せる変幻自在な声の表現力

花江夏樹
花江夏樹 / ※ザテレビジョン撮影

テレビアニメ『鬼滅の刃』シリーズの主人公・竈門炭治郎や、『ダンダダン』シリーズのオカルンなど、多種多様なキャラクターを的確に演じ分ける声優・花江夏樹。最近では、完全オリジナルドラマ「The CRAZiST(ザ・クレイジスト)」(Huluにて隔週月曜夜8時に1エピソードずつ配信/全4話)でナビゲーター役を務めるなど、声優以外でも活躍を見せている。本記事では、そんな花江の経歴を振り返りながら彼の魅力に迫っていく。

■高校時代に声優の道を決意…デビュー作は「ゴールデン☆キッズ」

もともと「高校を卒業したら働こう」と考えていた花江。山寺宏一が所属する事務所・アクロスエンタテインメントにボイスサンプルとプロフィールを送ったことをきっかけに、そこから面接やワークショップ、オーディションを経て、高校3年生の時に預かり所属となった。

そんな花江のデビュー作品は、弱小少年サッカーチームの奮闘が描かれるアニメ「ゴールデン☆キッズ」(2011年)。『キャプテン翼』の原作者・高橋陽一氏が手掛ける児童小説のアニメ化作品で、花江はイレブンの一人・俊太を演じ注目を集める。その後、2013年に放送されたアニメ「凪のあすから」で初主演を飾ると、この頃から躍進劇が始まった。アニメ『東京喰種 トーキョーグール』シリーズの金木研/佐々木琲世役や、アニメ「四月は君の嘘」の有馬公生役など話題作への出演が続き、2014年には第9回声優アワードにて新人男優賞を受賞。

声優としてキャリアを積んできた花江だが、多方面での活動にも勤しんでいる。例えば、2014年に子ども向け情報バラエティ番組「おはスタ」(テレ東系)の木曜レギュラーとして就任し、番組を卒業する2020年まで“朝の顔”としてMCを担当。花江の明るく親しみやすいキャラクターはお茶の間でも人気を集めた。

また、ゲーム実況者たちがメインキャストを務める完全オリジナルドラマ「The CRAZiST(ザ・クレイジスト)」ではナビゲーター役として出演。人気ゲームストリーマーたちが命を懸けた“サバイバル殺人ゲーム”に挑んでいく本作で、花江は“声のみ”の出演ながら、参加者を翻弄する謎の存在として抜群の存在感を放っている。

花江夏樹
花江夏樹 / ※ザテレビジョン撮影

■“陽と陰”を演じ分ける、花江の確かな表現力

これまでさまざまなキャラクターを演じてきた花江だが、中でも特にイメージが強いのはやはり『鬼滅の刃』シリーズの竈門炭治郎だろう。優しく家族想いな性格の炭治郎は、鬼に対する“怒り”を秘めながら“慈悲”の心も持っているため、バランスを取るのが難しいキャラクターでもある。しかし花江は「鬼だから悪いだとか、人間だからいいとか、そういうところで考えないところが炭治郎」と語っており、演じるキャラクターへの理解を深めることで炭治郎の魅力をより際立たせている。

一方、炭治郎が“陽”だとすれば、『東京喰種 トーキョーグール』シリーズで演じた金木は“陰”を纏っているキャラクターだ。同作では、人間の姿をしながらも人間を食糧にする“喰種(グール)”と人類との戦いを描いており、金木は不慮の事故によって喰種と人間のハーフになってしまう悲しき主人公。花江は、“人間を喰べないと生きられないが、喰べたくはない”という、半喰種ならではの葛藤と苦悩を繊細に表現し、物語により深みを与えた。

このように、作品によって異なる主人公像を的確に演じ分け、キャラクターに命を吹き込む花江。そのすべてを“自分色”に染め上げる演技力こそが彼の魅力と言えるだろう。

花江夏樹
花江夏樹 / ※ザテレビジョン撮影

■声で魅せるキャラクターのギャップ

花江のもう一つの魅力は、キャラクターの持つ“二面性”を演技の緩急と声色の変化で巧みに表現できる点にある。

怪奇現象と戦いを繰り広げるアニメ『ダンダダン』シリーズで花江が演じた“オカルン”こと高倉健は、普段は気弱でどこか頼りないキャラクター。戦いの最中にズボンが脱げたり敵から逃亡したりと情けない一面もあるが、仲間を守るために戦うシーンではまるで別人のような覚悟を見せる。花江はこの変化を“声のトーン”や“間の取り方”で巧みにギャップを表現し、“かっこよさ”の新しい形を提示してみせた。

そして、アニメ『SAKAMOTO DAYS』シリーズでも“二面性”を持つキャラクターを演じ、そのギャップで多くのファンを魅了した花江。かつて伝説の殺し屋だった坂本太郎(CV:杉田智和)が、愛する家族との日常を守るため、仲間とともに刺客と戦う本作。花江が演じるのは、日本殺し屋連盟直属の特務部隊・ORDERの一員で、坂本の殺し屋時代の同期・南雲だ。

いつも飄々(ひょうひょう)としていて、嘘をついたり人を煽ったりと真意が読めない南雲だが、高い戦闘能力を持ち合わせており、時に冷徹さものぞかせる。コミカルなキャラクター性と、殺し屋としての恐ろしさも兼ね備えた“ギャップ”を花江は繊細な演技で表現。南雲の“二面性”を成立させているのは、花江が長年にわたり培ってきた表現力とキャラクターへの深い理解があってこそだろう。

声優としてさまざまなキャラクターを演じ、そのたびに違う一面を見せてくれる花江。キャラクターの魅力を最大限に引き出す変幻自在な表現力を武器に、今後も多方面での活躍に期待したい。

なお動画配信サービス・Huluでは、花江が出演する「The CRAZiST」の独占配信に加え、「鬼滅の刃」「東京喰種 トーキョーグール」「ダンダダン」「SAKAMOTO DAYS」などの作品を見放題配信中。
花江夏樹
花江夏樹 / ※ザテレビジョン撮影


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