F1アゼルバイジャンGPのフリー走行2回目が行なわれ、ルイス・ハミルトンがトップタイムをマーク。チームメイトのシャルル・ルクレールも2番手につけ、フェラーリが1-2体制を築いた。レッドブルの角田裕毅は14番手だった。
FP1では全車がソフトタイヤのみを使用したが、このFP2ではハードやミディアムを使うマシンもあった。ただ相対的にはソフトタイヤのみを使うマシンが多く、予選や決勝に向けて硬いタイヤを温存しようという傾向が強かった。今回ソフトタイヤは、C6というシーズン中もっとも柔らかいコンパウンドであり、各チームからの評判はあまりよろしくない。
そんな中速さを見せたのはフェラーリ勢。ルイス・ハミルトンが1分41秒293でトップタイムをマークした。このアゼルバイジャンを大得意とするシャルル・ルクレールが2番手で、跳ね馬が1-2となった。なおハミルトンのタイムは、メインストレートでルクレールにトウ(スリップストリーム)で引っ張ってもらって記録したものだった。
3番手と4番手にはメルセデス勢がつけ、上位勢はいつもとは異なる顔ぶれとなった。
レッドブル勢はマックス・フェルスタッペンが6番手につけたものの、角田は首位から1.1秒遅れた14番手だった。ふたりの差は0.5秒ほどだった。
このグランプリで今季のコンストラクターズチャンピオン獲得を決める可能性があるマクラーレン勢は、2台揃ってウォールにヒットするなどうまくいかないセッションとなった。得にノリスは左リヤに大ダメージを負い、修復作業を強いられ10番手。オスカー・ピアストリは走行を続けることができたが、12番手止まりであった。

