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フェルスタッペン、メキシコでデモ走行するホンダF1初優勝マシン”RA272”を語る「彼らのF1での歴史を、改めて感じさせられた」

フェルスタッペン、メキシコでデモ走行するホンダF1初優勝マシン”RA272”を語る「彼らのF1での歴史を、改めて感じさせられた」

今週末に開催されるF1メキシコシティGPの決勝日に、ホンダRA272のデモ走行が、角田裕毅のドライブにより行なわれることになっている。2019年にこのRA272を日本で走らせたマックス・フェルスタッペンが、当時の思い出、そしてホンダとの思い出を振り返った。

 1965年のメキシコGPで、ある自動車メーカーがF1初優勝を成し遂げた。ホンダである。参戦開始2年目の初優勝という快挙だった。

 あれから60年。同じエルマノス・ロドリゲス・サーキットを、ホンダRA272が走ることになった。60年前にまさにここでトップチェッカーを受けた、あのマシンである。この走行のために、HRC(ホンダ・レーシング)はRA272に特別なメンテナンスを実施。すでにサーキットに運びこまれており、あとはドライブを担当する角田に託された。

 フェルスタッペンもかつて、このRA272をドライブしたことがある。2019年のF1日本GP直前、フェルスタッペンは栃木県のテストコースでこのマシンに乗り、佐藤琢磨らのレクチャーを受けて走行したのだ。

 今回メキシコで改めてRA272のフィーリングについて尋ねらたフェルスタッペンは、次のように語った。

「今回はユウキがドライブするんだよね? ユウキの方が、あのクルマに合ってるんだよ。ちょっと窮屈なコクピットだからね」

「ホンダがF1で築いてきた素晴らしい歴史を、改めて認識させられた。あのマシンは、僕がドライブした最も古いマシンだと思う。2番目に古いマシンだって、1990年代のモノだったと思うから……だからかなり大きな一歩だったし、とても楽しかった」

「当時、あのマシンをドライブする機会を与えてくれたホンダには、とても感謝している」

 レッドブルは来季から、自社で開発したパワーユニット(レッドブル・パワートレインズ/RBPT)を使うことになる。一方ホンダは、アストンマーティンを新たなパートナーとすることが決まっている。つまりフェルスタッペンとホンダの共闘も今年限り……あと5戦だ。

「ホンダと共に成し遂げてきた全ての成功には、心から感謝している。共に成し遂げた、素晴らしい成果だと思う」

 そうフェルスタッペンは言う。

「ホンダと共に、最高の形で今シーズンを締めくくりたいと思っているよ」

 なおフェルスタッペンはシーズン中盤は苦労したものの、夏休み明けから復活。得にここ数戦の勢いは凄まじく、直近5戦中3勝、2位2回というほぼ完璧な成績を残している。それにより一時は104ポイントもあったランキング首位オスカー・ピアストリ(マクラーレン)との差を、一気に40ポイントまで縮めた。

 フェルスタッペンは大逆転でのチャンピオン獲得をもって、ホンダのとの共闘を締めくくることができるのか、注目される。

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