レッドブルはF1第20戦メキシコシティGPの後に、2026年のドライバーラインアップを決定すると言われている。そのため、同GPの木曜メディアセッションでは当然の如く、レッドブル昇格が噂されるアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)に対して来季に関する質問が飛んだ。
F1デビューイヤーのハジャーは混戦の中団グループの中で存在感を見せており、オランダでは3位表彰台も記録。ドライバーズランキングでは10番手につけている。ここ数戦はレッドブルの角田裕毅が復調して獲得ポイントを伸ばしているが、来季は角田に代わってハジャーがレッドブルのセカンドシートを手にすると見る向きが強い。
前戦アメリカGPでは、予選Q1でクラッシュし最後尾スタートになったことが響き、ノーポイントに終わったハジャー。予選のクラッシュによりマシンの正確なポテンシャルを測ることはできなかったが、全体的には競争力が足らず、運転に苦労するマシンであったと振り返った。
そして今週末のメキシコシティGPを終えれば、レッドブルはいよいよレーシングブルズを含めた来季のドライバーラインアップを発表する可能性がある。ハジャーとしても、周囲が騒がしいため早く発表してほしいと語る。
「正直、周囲の雑音に何より一番イライラさせられるから、年末までには知りたい。あとは残り5戦を全力で頑張るだけだ」
「1年前の方が先行きが分からなかったのは確かだ。今年はより良いポジションにつけていて、来年もF1にいられるのは分かっている。去年はどうなるか全然分からなかったから、その時よりは落ち着いているよ」
そう話したハジャー。続いて記者からは、「将来のことは知らされているけど、言えないだけなのでは?」と核心をついた質問が飛んだ。するとハジャーは思わず吹き出した。
記者から「つまり、それが答えということだね?」と問いただされたが、ハジャーは「いやいや、あなたが賢すぎるだけだよ(笑)」と答えをはぐらかした。
またハジャーは前戦アメリカGPで、今季終盤3戦をレッドブルから参戦する可能性について、事前に学ぶ機会が得られるという点では悪くないとコメントしていた。ただハジャーは、実際にはあり得ないことだと否定した。
「そうなると、このチームであと2レースしか走れないということになる。それはあり得ないよ」
「このチームには本当に満足しているし、チームのためにも(コンストラクターズランキング)6位を持ち帰る必要があるんだ」
今季ここまでの19戦で、入賞8回、表彰台1回を記録しているハジャー。彼は自分に厳しいドライバーとしても知られるが、自身のルーキーシーズンをどう評価するか尋ねられると、一定の評価を与えた。
「良い質問だね。というのも僕は、今季ここまで良い仕事をしていると思っている」
「正直なところ、ここまでのリザルトも自分の速さを完全には反映できていないと思っている。それは予選やレースの話ではなく、毎回のフリー走行の話だ」
「僕はこれまで『コンマ3秒離れているのに理由が分からない』といったセッションが一度もなかった。そんなこと、僕には起きたことがないんだ。だからそういう意味ではすごく満足しているし、彼らも同じように思ってくれていると思う」

