関西中が沸きに沸いている。10月23日のプロ野球ドラフト会議で、阪神タイガースがドラフト1位指名した立石正広内野手(創価大学)を、日本ハム、広島との競合の末に、藤川球児監督が引き当てた。「立石ドラフト」と呼ばれた超目玉は、大学No.1スラッガー。
「オフレコベースですが、フロントは立石の2月宜野座キャンプに1軍帯同させるどころか、開幕1軍、開幕スタメンまで示唆しています」(在阪メディア関係者)
とはいえ、超ゴールデンルーキーが入団する阪神のレギュラー争いは苛烈。立石は三塁と二塁を守るが、三塁には佐藤輝明、二塁には中野拓夢がおり、立石が出場できるかは微妙だ。佐藤か中野を駆逐するしかないのである。
打順を見れば3番・森下翔太、4番・佐藤輝明、5番・大山悠輔が並ぶ。立石が入るスキはあるのかといえば、
「阪神の幹部によれば、中野をショートにコンバートして、立石を二塁のレギュラーにするプランや、佐藤をレフトに回して立石を三塁レギュラーにするプランが挙がっています。そうすると木浪聖也や小幡竜平、前川右京、高寺望夢の出場が大幅に減ることが予想されます」(前出・在阪メディア関係者)
連覇へ向けて、来季はどんなレギュラー陣になるのか。
(板垣流星)

