MotoGPマレーシアGPの初日を終えたドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、予選Q2への直行を失敗したのは自分の責任と語った。
バニャイヤはFP1では2番手タイムを記録し、直近2戦よりも幾分良い立ち上がりとなっていた。しかしプラクティスでは12番手タイム。予選ではまたしてもQ1スタートになってしまった。
ただこの結果には、プラクティスの中盤以降にパラついた雨の影響もあったようだ。
「Q2に進出できなかったのは僕の失敗が大きいよ。ガレージを出るのが遅すぎて、2周しか走れなかったんだ」とバニャイヤは言う。
「ああいったコンディションでは、2周よりも多く走れたほうが良かったから、僕の責任が大きい」
またバニャイヤは前回よりも改善しているように見えるが、全体的なポテンシャルについてはまだ慎重に評価しているようだ。
「バイクのフィーリングはこの間のフィリップアイランドに近い。だから残り2日間もフィリップアイランドでの週末や、インドネシアGP全体と比較していくほうが良いだろう」
「始まりとしてはかなり良いし、バイクにも少し手を加えられた。このコース自体も僕には助けになっているから、少し良くなっているんだ」
「でもまだ苦戦している。パフォーマンスを発揮するには十分なフィーリングじゃない。ブレーキングやコーナーエントリーで思うようにできない。改善にも取り組んでいるが、それでもこの2週間と比べると良いスタートになっている」
また、オーストラリアGPでバニャイヤが大きく揺れるマシンを走らせている映像が公開されて以来、その点でも注目を集めている。今回安定性について訊かれたバニャイヤは、「少しだけ良くなった」と語る。
「少しだけね。でもオーストラリアGPからマシンがかなり動くようになってしまっていて、まだ原因を解明しようとしているところなんだ」

