ケンコバが町田の歴史ある洋食店を訪問

ケンコバが訪れたのは、東京都と神奈川県の狭間にあるベッドタウンの町田。大きな通りがいくつもある、食の激戦地でもあります。名店がひしめくだけに、心躍る“B定食”があるに違いない、とケンコバはさっそく、街ブラを開始します。ところが、店先にあるメニューをチェックすると、意外とアルファベットメニューが少ないことが判明! ケンコバは少し戸惑いつつ、隠れた名メニューを求めて、“B食”を探します。
やがてたどり着いたのが、洋食屋「グリルママ」。赤煉瓦の外観がすでに良い味を醸し出しています。きっとここには宝物のようなB食があるはずと、期待に胸を膨らませるケンコバ。重みのある扉を開けると店内は、街の喧騒を忘れさせてくれる何ともノスタルジックな雰囲気に包まれていました。
ケンコバは店主から店の成り立ちや、看板メニュー“ママランチA”と“ママランチB”ではどんな違いがあるのか聞きつつ、ママランチBをオーダー。メンチカツ、エビグラタン、帆立フライという何とも贅沢な品々が食べられると知り、満面の笑みを浮かべます。
ケンコバが特に喜んだのがエビグラタン。実はケンコバは大のグラタン好きとのこと。「でもグラタン好きの男って、“おこちゃま感”が半端ないでしょ(笑)」とこれまで秘密にしてきたとか。今回、ついにカミングアウト(!?)して、大好きなメニューをたっぷり味わいます。
「AよりBのほうがいいかも」「追加オーダーなんてまったく必要なし」「透明なコンソメスープの何ともいえない深み。これはただ者じゃないな」ケンコバは噛みしめつつ、名店を支える“B食”を満喫します。ナレーションを担当するフットボールアワーの後藤輝基への無茶ぶりも!?
阿佐ヶ谷姉妹は中野区野方へ!

新たな“B食家”阿佐ヶ谷姉妹が向かったのは、中野区野方。阿佐ヶ谷姉妹はアルファベット表記にすると最初がAとなりますが、今回の番組がはまったあかつきには、“B佐ヶ谷姉妹”になるかも、と江里子。今回は阿佐ヶ谷姉妹のコンビ名を変えるかもしれない(!?)、この地で知られる名店を訪ねます。
2人がお邪魔したのは、昭和11年(1936年)から約90年もの間、野方で営業を続ける食堂「野方食堂」。大人気のA定食は、8万食突破していることが判明します。看板&大人気メニューの中身は、とりからと生姜焼き。店主から手間を惜しまず作っていることを教えてもらいます。
一方のB定食のメインはとりからとまぐろぶつ。A定食と同じ頃に誕生したそうで、「AがあるならBもないと……」という、何ともほほ笑ましい理由から作られたとのこと。メニューに関しては当時の女性従業員などの意見が反映されていると知り、「お肉もお魚もあるなんて。欲張りな女性の気持ちがよく分かっていらっしゃる」(江里子)と納得の表情。
いよいよ念願の実食タイムがスタートすると、げんこつのように大きいとりから、一口サイズのまぐろぶつ、ピカピカの白米、味に一ひねりある切り干し大根、お味噌汁、おしんことまさにパーフェクトな組み合わせ! 一心に食べる阿佐ヶ谷姉妹に幸せの表情が浮かびます。食べ終わると、「気持ちまで温かくなる味だったわ」(美穂)としみじみ。地元の人々の胃袋を満足させてきた、食堂の味を堪能します。
さらに番組では、後藤輝基のナレーションも大きな見どころのひとつ。ケンコバ、阿佐ヶ谷姉妹とも親しい後藤が、絶品グルメを前に顔を輝かせるケンコバたちをちょっぴりうらやましく思いながら、切れのあるトークで見守ります。“B食”という、ありそうでなかった視点で名店のメニューを味わう『B食の旅』。新しいグルメ探訪番組に、乞うご期待!