長寿バラエティー番組「新婚さんいらっしゃい!」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜12時55分)。10月26日放送回では、夫が63歳、妻が58歳で再婚した“アラ還”の新婚さんが登場します。
「ただいま」「おかえり」と言う習慣がなかった2人
千葉県香取市在住の2人。妻は結婚を機に退職して専業主婦、夫は墓⽯の彫刻師として働いており、10LDKの広々とした⽇本家屋に、88歳になる妻の⽗と3⼈で暮らしています。
夫は、18年前に前妻と離婚してから独り暮らしで、妻は10年近く前に前夫と死別。夫婦ともに娘が2人ずついます。長年「ただいま」「おかえり」と言う習慣がなかった2人。当初は、なかなか言えずにいましたが、現在は毎朝「気を付けて」「いってらっしゃい」と妻が送り出すと、夫がブレーキランプならぬハザードランプを5回点滅させ、DREAMS COME TRUEの楽曲ばりに「ア・イ・シ・テ・ル」のサインを送って出掛けるなど幸せな日々を送っているようです。
夫婦共通の趣味はゴルフ。結婚してから始めた妻もすっかりはまり、2⼈して暇さえあれば広⼤な庭でアプローチの練習に励んでいるといいます。ピアノも共通の趣味で、夫は3歳から13歳まで、妻は小学校1年生から中学校1年生まで習っており、自宅には2台も置いてあるんだとか。
出会いのきっかけ
そんな2人が急接近したのは、近年になってピアノを再開した際にピアノの先⽣が同じだったことがきっかけ。妻が夫を初めて⾒かけたのは、発表会前のリハーサルで、およそピアノを弾くとは思えない仕事帰りの作業着姿でダイナミックに演奏する姿に衝撃を受け、次のレッスンで先⽣に「⼀体何者なんですか」と聞いたんだそうです。
妻が先に興味をもったと捉えるMCの藤井隆さんに対し、「⾃分が先に興味をもった」と夫が否定。妻が輝いていたと語る夫に、藤井さんと同じくMCの井上咲楽さんは、「すっごい素敵」と絶賛します。
後⽇、ピアノ教室のグループLINEで、2⼈は交流を開始。ある⽇、妻が⾏こうとしていたジャズピアニストのコンサートに同⾏予定だった妹が⾏けなくなり、夫を個⼈LINEで誘います。
会場が東京・目黒だったため、妻が⾏ってみたかった目黒寄⽣⾍館にも誘い、8.8ミリのサナダムシを⾒てからランチできしめんを⾷べ、それからコンサートを鑑賞するという、トリッキーなデートを堪能したそうです。

