経路検索サービス「駅すぱあと」を運営するヴァル研究所も、10月10日には運賃改定日以降の日付を入力することで値上げ後のJR東日本の運賃・定期代が分かるようにした。今回は値上げ幅が大きいため、例年よりもかなり早いタイミングでの情報アップデートだ。
●JR東日本の来春の運賃改定、ポイントは四つ
来春の運賃値上げはかなり複雑だ。要点をざっくりと説明すると、「定期外(普通旅客運賃)は平均7.8%値上げ」「通勤定期は平均12.0%・通学定期は平均4.9%値上げ」「首都圏の『電車特定区間・山手線内』の運賃区分を『幹線』に統合するので(除外区間あり)、同区間で完結する乗車は大幅値上げ」「JR他社とまたがって利用する場合に通算加算方式を導入。別線化に伴い、東京~熱海間は運賃改定後、JR東日本ルートと新幹線に乗車するJR東海ルートで運賃が変わる」の四点を押さえた上で、よく利用する区間の現行運賃と値上げ後の運賃を確認し、値上げ幅が大きいなら、負担増を避けるため何らかの対策を考えるべきだろう。
この運賃改定により、初乗り運賃(営業キロ1~3km)はIC155円、きっぷは160円となる。
●西武鉄道も運賃改定へ 子育て世帯向けの優遇策も
JR東日本に加え、西武鉄道も運賃改定を実施すると発表済み。改定率は定期外11.9%、通勤定期10.0%、全体10.7%。初乗り運賃(営業キロ1~4km)はIC169円、きっぷは170円。
運賃改定と同時に、西武鉄道は26年3月から、子育て世帯の負担緩和策として、小田急電鉄が22年3月に始めた仕組みと同じ「小児(6歳~12歳までの小学生)IC運賃1乗車50円」と「小児向け通学・通勤定期券の均一料金化(1カ月一律500円または1000円)」の二つの新たな取り組みを開始する。また、通学定期券は値上げせずに据え置きとし、小学生だけではなく、中学生以上の子ども・学生のいる世帯も優遇する。

