グレシーニのフェルミン・アルデゲルは、MotoGPマレーシアGPのスプリントレースでタイヤ最低内圧に違反があり、タイムペナルティが科された結果、7位に降着した。
アルデゲルは予選6番手からスプリントレースをスタートすると、序盤は4番手争いを繰り広げた。そして4番手に浮上した後は、約1秒ほど差があったKTMのペドロ・アコスタのことを猛追。残り3周でオーバーテイクし、表彰台圏内の3番手に浮上した。
アルデゲルはその後2番手を走るチームメイトのアレックス・マルケスまでは流石に届かなかったものの、3番手でフィニッシュ。追い上げのレースで好結果を手にした。
しかしアルデゲルはフィニッシュ後に、タイヤの最低内圧に関して審議対象になってしまった。現在MotoGPの最低内圧ルールにおいては、スプリントレースではレース全体の30%以上は最低内圧を上回った状態で走行する必要があるとされている。
ひとまず暫定表彰式はアルデゲル3位のままで行なわれていたが、結局内圧違反によるペナルティが決定し、8秒のタイムペナルティが科された。
その結果アルデゲルは3位を失い、7位まで降着。グレシーニのダブル表彰台とはならなかった。なお3位にはアコスタが繰り上がった。
アルデゲルにはペナルティが科されたものの、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの座は変わっていない。

