MotoGP第20戦マレーシアGPのスプリントレースでは、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤが勝利。彼は今週末の好調さをとても重要視している。
バニャイヤは第17戦日本GPでポールポジション、スプリント勝利と決勝勝利の完全制覇を達成する強さを見せつけた。しかし続くインドネシアGPとオーストラリアGPでは一転して下位……またしても苦戦に陥ってしまった。
しかしマレーシアGPでは再びバニャイヤが復調。予選でポールポジションを獲得し、スプリントでも逃げ切り勝利を収めた。
彼としてはマレーシアGPの好調な走りが、日本GPでの圧倒的な勝利よりも大きな意味を持っていると感じられているようだ。
「今回の結果は、より具体的なモノだよ」とバニャイヤは言う。
「正直に言って、日本GPは今シーズンを通じてバイクのフィーリングが最高の場所だった。昨年のフィーリングにより近かったんだ。でも、日本でのことは僕らをより混乱させただけだった」
バニャイヤは今回のスプリントレース勝利に至るまで、『もてぎフィーリング』のようなものは無かったと語っている。しかし、インドネシア、オーストラリアそしてマレーシアと積み重ねてきたことを考えれば、今回の結果はより納得できるモノだったという。
「今日はフィーリング面での作業が多かった。インドネシアから僕らは細かい作業を繰り返しているだけだ。そしてオーストラリアGPの日曜夜がかなり役に立った。僕はレースを後方からスタートしたけど、ペースはかなり良かったからね」
「今回は初日を結構良い形でスタートしたけど、Q2直行には失敗してしまった」
「(予選は)今日のバイクの改善が助けになってくれた。予選ではさらにもう一歩良い結果を出すことができた。レースでもさらに良い結果を残せたんだ」
「つまりパフォーマンスもスピードもさらに積み上げつつあるということだ。何が起きているのかも、理解しつつあるかもしれない」
そう語るバニャイヤだったが、「かもしれない」と言葉にしているように「今のところ、チームとしても僕としても、まだはっきりとは分からないんだ」と不安が残っていることも付け加えていた。
なおマレーシアでの改善は、マシンではなくライディングの適応によるものではないのか?というメディアからの指摘に対し、バニャイヤはそれを否定した。
「ぶっちゃけ、僕は嫌いなモノへあまり上手く適応ができない」とバニャイヤは言う。
「そこは僕の弱点だ。改善に取り組んだとしても、良くするのは難しいよ」
「だから僕は常にチームには最高で最も詳細なバイクのフィーリングについて伝えるようにしているんだ。その点は上手くいっていると思う。だけど今日の調子については、バイクへの適応というよりも、より良いフィーリングを得られていたからだと思う」
そしてバニャイヤは、今回の好結果はチームのおかげだと仲間を称賛した。
「(称賛されるべきは)チームだよ。彼らが懸命に努力してくれているからだ」
「率直に言ってしまえば、僕はここにプッシュするためだけにいる。フィーリングが良ければ今回みたいな走りができるし、パフォーマンスが良くなければ、ガレージで叫ぶだけだ。だから、彼らのほうがより大変な仕事をしてくれているんだ」

