・計算し尽くされた設計
エンタメ系カプホとは対極にあることが判明したグランジット京都河原町だが、とはいえ風呂入って寝るために必要なものは全て揃っている
コインランドリーもあるし……
シャワー室に備え付けられたオイル、洗顔、シャンプーにコンディショナーは全て安定のDHC。またドミトリー得意民の観点からいえば脱衣所にカゴ、ちょっとしたモノを置ける台、フックが付いている点はかなりポイント高かった。風呂入って寝るだけならこれで充分(シャワーだけど)。
あっ、ヘアアイロンもある!! 持ってきてソンした!! 化粧ルームには洗顔、化粧水、乳液、綿棒、コットン、ヘアゴムが完備されている。座席数が5席と少なく混雑時は注意が必要だが、女子にとって過不足ない設備といえるだろう。男性エリアは見ていないので分かりません、あしからず。
・寝心地GOOD!
女性用カプセルは全部で26室。
ピカピカの最新鋭都市型カプホって感じ。
内部は広すぎず狭すぎず。大きな荷物や貴重品はロッカーに入れましょう。
USBポートの横にある、メガネくらいなら置けるくぼみが地味に嬉しい。
空調もいい感じだ。明日は早いのでおやすみなさ〜い。
翌朝…………
夢も見ずにグッスリ眠った私は、バッチリメイクをしてチェックアウト。昨夜震えながら見上げたグランジット京都河原町は、朝だと印象が違って見えた。
周辺の裏路地も、昨夜の混沌がうそのよう。昼と夜とで全く異なる顔をのぞかせるのが京都の魅力なのかもしれない。
で、グランジット京都河原町の総評はというと “「過不足なし」を具現化したようなカプホ” 。大浴場に浸かれるとか、おいしい食事が食べられるとかは一切ない。宿泊者同士の交流が発生する可能性は限りなく低いし、1人でゆっくりテレワークできる場所でもない。
ただ「京都の中心部で低価格で風呂入ってグッスリ寝ること」が目的であれば、かなりオススメできる宿泊施設だと思う。そのへんは各自の目的に合わせて、京都の熾烈なホテル争奪戦を制してくださいね!
参考リンク:グランジット京都河原町
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
