マクラーレンのオスカー・ピアストリは、F1メキシコシティGPの予選で8番手に沈んだ。タイトル争いのライバルの後塵を拝することとなったが、フィーリングは悪くないのに遅いという、非常に奇妙な感覚だったと明かした。
ランキング首位に立ち、今季のチャンピオン候補最有力とされていたピアストリ。しかし前戦アメリカGPの決勝では5番手を走り、順位を上げる機会をまったく掴めないままフィニッシュ。そしてその1週間後に迎えたメキシコシティGPでは、予選から苦労。Q1は10番手であり、Q2は7番手。しかもこのQ2での7番手は、脱落となった11番手の角田裕毅(レッドブル)とは0.079秒という僅差だった。
Q3でも前進することができず、結局8番手が精一杯。7番手となったカルロス・サインツJr.(ウイリアムズ)がペナルティにより5グリッド降格となるため、7番グリッドからスタートすることになるものの、それでもタイトル争いのライバルであるランド・ノリス(マクラーレン/PP)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル/5番手)には後れを取った。
「判断するのが難しい。全て正常に感じるのに、予選では差が大きかった。週末を通して、ずっとその状態が続いているんだ」
ピアストリは予選後にそう語った。
「いくつか改善できそうな部分や、楽に進歩できると感じる部分もあった。でも、全てではなかった。予選ではまずまずの仕事ができたと思うし、マシンのフィーリングもまずまずだった。だから、ラップタイムが足りないのはちょっと謎なんだ」
ピアストリ曰く、自身で記録できたと感じるラップタイムと、常にズレが生じているのだという。
「驚いたのは、セッション全てでその差が毎回ほぼ同じだったということだ。週末を通じてまずまずのラップを走れたと思うけど、全てが0.4〜0.5秒ほどズレているように感じる」
「これは明らかに良い兆候じゃない。オースティン(アメリカGP)で難しかったことが、ここでも難しくなっているみたいだ」
「心配することは山ほどある。それなりに仕事をこなしたと感じているのに、目標から大きく外れてしまうのは辛いことだ。それが今の最大の懸念事項なんだ」
「シーズン開幕から、そして数レース前の好調な時と比べても、自分のドライビングスタイルはほとんど変えていない。だから今週末のラップタイムのどこが不足しているのか、それを特定するのは難しい。でも、きっと見つけられると思う」
しかしピアストリは、スタート直後の1コーナーまでに前のマシンを攻略するなどして、できる限り順位を上げたいと語った。
「スタートからベストを尽くすつもりだ」
「明らかに、ターン1までは今年最長なので、そこでポジションを上げられるように頑張る」
「自分の本来のペースを解き放つことができれば、もっと楽しめると思う。とにかく、そのペースを解き放てるように努力するだけだ」

