F1メキシコシティGPの予選で、マクラーレンのランド・ノリスは他を圧倒するタイムを叩き出し、ポールポジションを獲得。チームメイトであり、タイトル争いの最大のライバルでもあるオスカー・ピアストリが8番手に沈んだことで、ランキング上の差を大きく埋める絶好のチャンスが訪れた。
ノリスにとってメキシコシティGP予選での最大のライバルは、ピアストリでもレッドブルのマックス・フェルスタッペンでもなく、フェラーリ勢だった。Q3最初のアタックでは、シャルル・ルクレールがトップタイム。しかしノリスは、Q3最終アタックでこれを逆転し、トップタイムをマーク。実にベルギーGP以来のポールポジション獲得であった。
ノリスはこの結果について、大いに喜び、驚きを隠せなかった。
「ポールポジションに戻ることができて嬉しい。本当に久しぶりだったから、良い気分だ」
そうノリスは語った。
「何が起きたのか分からないようなラップだった。まずまずの感触だったけど、タイムを見て、嬉しい驚きを感じた」
「週末を通して、調子が良かったんだ。中でも特に今日はよかったね。予選終盤、フェラーリ勢には少し緊張させられたが、肝心なところで持ち堪えることができて、とても嬉しい」
「最近はよく眠れなかったけど、今回のことはよく眠る鍵になるかもしれないね」
ノリスは決勝レースにも大いに自信を持っているようだ。
「過去にはここで良いレースを何度か経験できている。だから、自分がレースをコントロールできるようにすることに集中するつもだ。僕ができることは、それだけだからね」
ノリスにとって最大の心配は、スタート直後ということになるかもしれない。ここエルマノス・ロドリゲス・サーキットは、スターティンググリッドからターン1のブレーキングまでの距離が最も長いコースなのだ。そこでスリップストリームを使われてしまうと、フェラーリ勢をはじめとしたライバルに先行されてしまいかねない。
「僕は勝つためにここにいる」
「とにかく前を向いて走るよ。後ろには速いドライバーがいるのは分かっているけどね」
「ターン1まで長い距離を走らなきゃいけないし、フェラーリ勢はレースペースも強いだろう」
「激しいバトルになるだろうことは分かっている。楽なレースになるわけがない。とにかく前を向いて、どのくらい差をつけられるのかを見ていく」

