戦士の銃を持つ鉄郎とメーテル。TVシリーズのサウンドトラック「ANIMEX 1200シリーズ（2）組曲 銀河鉄道999」（日本コロムビア）
【画像】長いまつげの視線に釘付け！ これが、どの媒体でも美しく心に残るメーテルです（4枚）
銀河鉄道創業以来の大事故が発生、「卑怯者の長老帝国」
『銀河鉄道999』は、主人公「星野鉄郎」と謎の美女「メーテル」が、機械の体をタダでくれる星があるというアンドロメダ星雲を目指して「銀河超特急999号」で長い旅を続ける物語です。
松本零士先生によるマンガは1977年から連載が開始され、TVアニメは1978年から放送されています。鉄郎が人助けをする回もあれば、絶体絶命を迎えた回もありました。そこで、開設から28周年を迎えた『銀河鉄道999』ファンサイト「車掌さんの銀河鉄道株式会社」を運営されている管理人の車掌さんに、見る者の心を揺さぶる、おすすめのアニメ版「絶体絶命回」を5つ教えてもらいました。
38話冒頭、原因不明の異常振動により空間軌道が消滅、999号の客車がバラバラになって銀河鉄道創業以来の大事故が発生します。救助に来た鉄道警備隊の武装列車は何者かによって爆破され、状況はさらに悪化しました。攻撃は「長老星」の支配者「デルムカデ大統領」が、鉄郎の生身の体を奪うために仕掛けたものでした。
鉄道管理局は攻撃に対抗するため、無軌道強行突破装甲車を派遣してデルムカデの人質となっていた鉄郎、メーテル、車掌さんを救出します。しかし、デルムカデは降伏しなかったため、星ごと破壊されてしまいました。
未来の999号と交錯する「メーテルの旅（前後編）」
109話では、前の停車惑星での大幅な遅れを取り戻すためにワープ中の999号に、もうひとつの999号が並走する珍しい現象が発生します。ワープ軌道が交差していたため、ふたつの999号は衝突して両方ともに軌道から外れました。
ワープ中のため管理局と通信することもできず、両方の999号の客車が接触したままの脱線は深刻なピンチです。さらに脱線した999号に移動する星「遊星ファントム」が迫り、絶体絶命となりました。
「メーテルの旅」には現在の999号と未来の999号が登場しますが、未来の999号には鉄郎がいません。メーテルは見知らぬ少年と旅をしています。少年は鉄郎と同じ「戦士の銃」を持っており、シリアルナンバーも同じ「4」でした。
後編では、人前で服を脱ぐことを嫌う車掌さんがやむを得ず服を脱ぐシーンがあり、正体がバレてしまうのも見どころです。