ルイス・ハミルトンは、F1メキシコシティGPのスタートグリッドで3番手を確保した後、フェラーリの改善されたプロセスを称賛した。
ポールシッターのランド・ノリス(マクラーレン)から0.352秒、チームメイトのシャルル・ルクレールからは0.090秒遅れとなったハミルトン。予選3番手は中国GPのスプリント予選でポールを獲得したのを除いて、今季ベストの予選結果であり、グリッド2列目からのスタートは6月のオーストリアGPで4番グリッドを手にして以来となった。
「今年、僕たち(ハミルトンとルクレール)がともに予選でトップ3に入ったのは今回が初めてであり、チームはその成果に値する」
そうハミルトンは予選後に語った。
「僕たちはただ、できる限り懸命に努力しているだけだ。開発において、必ずしもマシンを前進させたわけではないけど、マシンからより多くのパフォーマンスを引き出し、プロセスも改善した」
ハミルトンは、メキシコシティGPの舞台であるエルマノス・ロドリゲス・サーキットがF1カレンダーの中でスタートからターン1までの距離が最も長いことから、3番グリッドは「ある意味完璧な」スタートポジションだと位置付けている。
「このコースでは3番手が完璧な位置だ。それを最大限に活かせることを願っている」
「僕たちのレースペースは悪くない。判断は難しいが、良いレースを展開できるよう努める」
今季からフェラーリに加わり、まだ決勝での表彰台獲得がないハミルトンだが、木曜日の段階でフェラーリでの自身の進歩についてより詳しく語っていた。
「シーズン全体としては、大きな進歩が見られると思う。特に夏休みの後は、僕自身も大きく前進した。アプローチや取り組み方にも細かい調整を加えた。チームも着実に進歩している」
「マシンでの感覚は格段に良くなった。週末ごとに上達している実感がある。ここまで来るには長い時間がかかった。しかし進歩には時間がかかるものだ。だから今年はあくまで基盤作りと捉えている。訪れるどのサーキットも、フェラーリで走るのは初めてのことなんだ」
「このマシンの特性上、過去の経験とは異なるドライビングスタイルを求められるんだ。だからこそ今週末は良い結果を期待している」

