MotoGPマレーシアGPのMoto2クラス決勝はジェイク・ディクソン(ELF Marc VDS Racing Team)が勝利。また残り2戦でタイトル争いの首位がディオゴ・モレイラ(Italtrans Racing Team)に入れ替わった。
Moto3クラスの赤旗の影響を受け、予定よりも3時間遅く行なわれることになったMoto2の決勝レース。予選ではダニエル・オルガド(CFMOTO RCB Aspar Team)が驚異的な速さでポールポジションを獲得した。タイトルを僅差で争う上位ライダーは、ポイントリーダーのマニュエル・ゴンザレス(LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP)が7番グリッドの一方、ランキング2番手のモレイラが16番グリッドと下位に沈んだ。
日本人ライダーは佐々木歩夢(RW-Idrofoglia Racing GP)が18番手、國井勇輝(Idemitsu Honda Team Asia)が27番手スタートとなった。
決勝が始まるとポールシッターのオルガドが先頭をしっかりと確保。その後ろにはアルベルト・アレナス(ITALJET Gresini Moto2)、ダビド・アロンソ(CFMOTO RCB Aspar Team)が続いた。
しかし2周目、レッドフラッグが掲示されたことでレースが中断された。これはジョー・ロバーツ(Onlyfans American Racing Team)の転倒によるものだった。ライダーは無事だったものの、マシン回収の関係で赤旗が必要になったようだ。
赤旗解除後、レースは全11周、オリジナルグリッドで仕切り直しされることとなった。
ポールシッターのオルガドは2度目のスタートでも先頭をキープ。1周目終わりでは後続に0.8秒差がついた。
一方で2番手以下はバトルを繰り広げており、ジェイク・ディクソン、アロンソ、ゴンザレス、バリー・バルタス(CFMOTO RCB Aspar Team)といったライダー達が非常に激しくポジションを入れ替えながら争った。
2番手争いを制したのはディクソンで、2周目以降バトルは落ち着いた。そしてディクソンは先頭のオルガドとの差を一気に詰めていくと、3周目には完全に追いついてみせた。
そしてディクソンがオルガドをターン4でオーバーテイクし、先頭が入れ替わった。ディクソンはそのままギャップを広げていこうとしたが、オルガドも0.5~0.7秒差ほどの位置に喰らいついた。
ただペース的にはディクソンにアドバンテージがあり、徐々に差は拡大。レース後半に入りギャップが1秒以上に広がってしまった。
2番手を巡る争いは、オルガドにアロンソが近づいていき、残り4周でオーバーテイク。オルガドはその後、4番手のバルタスにも接近されてしまった。
トップを走るディクソンはそのまま残りラップも独走。最後は2秒差を開いてチェッカーを受け、マレーシアGPを勝利した。2位はアロンソ、そして3位はラスト2周でオルガドを抜いたバルタスが入った。
そしてタイトル争いでは終盤にまさかの展開が起きた。5番手を走っていたゴンザレスが、残り3周の最終コーナーで転倒してしまったのだ。ゴンザレスは再スタートしてレースに復帰したが、結局25位でノーポイントに終わった。
その一方でモレイラが5位フィニッシュを果たした結果、ランキングは逆転。モレイラが首位となり、ゴンザレスは9ポイント差でそれを追いかける立場となった。
日本人ライダーは佐々木が17位、國井が20位でフィニッシュ。ポイントには届かない位置でレースを終えた。

