A 新小結の安青錦(21)も出世のスピードはトップクラス。初土俵からわずか12場所で三役にまで昇進してしまった。
B ウクライナ出身でとにかく体幹が強い。しかも、暇さえあれば昭和の相撲動画を視聴する研究熱心ぶり。中でも、参考にしているのが50年代〜60年代に「潜水艇」と呼ばれていた元関脇の岩風だといいます。
D 低い姿勢から相手の懐に飛び込む取り口で金星を6個も挙げたレジェンドの1人。他にも、朝日山親方(57)=元関脇琴錦=の速攻相撲や元大関の旭國の粘り強さを踏襲しているようです。
A もっとも、巡業で研究されているだろうから、壁にぶつかる可能性も否定できない。ところで、先場所は新会場・IGアリーナのこけら落としでもあった。
E 力士たちからは「支度部屋が狭い」というクレームが聞こえてくる。ウォーミングアップをするスペース確保にも一苦労だったというよ。あと、壁に足をかけてストレットしようものなら、親方衆から「おい!汚れるからやめろ」と注意されることも。
C トイレが少ないのも不評を買っていた。十両と幕内で支度部屋が分かれていたんだけど、それぞれに個室トイレが2つずつしかない。しかも、外から見て先客がいるかわからない仕様なの。毎回、引き戸を開けようとして、鍵がかかっているから引っかかる(笑)。
A それは不便だ。力士と交流できるエリアが制限されていて、ファンからも不満の声が絶えない。
D ほとんどの力士は会場に送迎車を横付けして入場。両国国技館のように会場周辺を歩いている力士に声をかけてファンサービスを求めることができないんです。一部ファンはサブアリーナに知り合いの力士を呼び出してましたが‥‥。
A 協会には改善を求めたいところだが、八角理事長(62)=元横綱北勝海=はそれどころではないみたい。
C 今場所も八角部屋は関取が不在。10月にロンドン公演を控えているのに、自身の付け人以外、部屋の力士を連れていけない。トップの面目は丸潰れだよ。
D 昨年末、現地で行われたプロモーションに関取衆として唯一参加した北の若(24)は、今年の三月場所を最後に幕下に陥落。幕内はおろか十両にも復帰できていません。
E 持病の糖尿病で体づくりに四苦八苦している。その割にアルコールを嗜むのをやめられないらしい。
C 埼玉栄高校時代に高校生横綱を戴冠して角界入りした大器も、ここまでか‥‥。
A くしくも、高校の同級生で個人タイトル無冠だった西ノ龍(25)が今場所から新十両に昇進。力士人生も最後までわからないもんだね。
C 九月場所も波乱の場所になりそうだ。

