
「S.H.Figuarts ウルトラの母」(BANDAI SPIRITS) (C)円谷プロ
【画像】えっ「スタイル抜群」「でっか」 こちらが「ウルトラの母」のビジュアルです(5枚)
「ウルトラの母」の母性は登場シーンに凝縮されている
何度見ても、「ウルトラの母」は丸出しに思えてなりません。
1973年4月6日放送、『ウルトラマンタロウ』の第1話「ウルトラの母は太陽のように」で初登場を果たしたのは、「ウルトラマンタロウ」だけではありませんでした。その実の母親であるウルトラの母もまた、衝撃的なデビューを果たしています。
なぜ衝撃的デビューと言えるのか。それは、彼女が明らかに「丸出し」だったからにほかなりません。有り体にいえば、バストが全部出ていた状態だったのです。
ウルトラの母といえば、当時唯一の女性ウルトラ戦士で、そのボディラインは丸みを帯びています。そして、その登場時は、単にバストが膨らんでいるだけでなく、明らかに乳首と思しきものがあるように見えるのです。
第1話における、ウルトラの母の登場シーンを改めて確認しましょう。彼女は太陽光を背負い、マントをまとった状態で登場しました。そして、マントを広げると、豊かなバストともに、逆光ながらもその突端が明らかに見て取れます。何度も観ているうちに、積極的に彼女がバストを見せつけているかのようにも思えてきます。
彼女を擁護するわけではありませんが、ウルトラの母は普段からトップレスというわけでありません。その後、地球にいる時は、出していませんでした。では、どうして初登場時は、突端が丸見えなのでしょうか。
実は、この時に使用されたウルトラの母のスーツは、かなり急あつらえで制作されたものでした。実際、顔に注目してみると、違和感があります。『タロウ』のウルトラの母の顔は、タレ目ですが、第1話の母はややつり目です。
これにはスーツ制作が間に合わず、「ウルトラマン」のマスクを使用した、という理由がありました。また肝心のボディに関しても、(こちらは諸説ありますが)別の特撮番組『トリプルファイター』のものを改造し、使用したという背景があるようです。つまり撮影時点においては、私たちの知るウルトラの母のスーツは未完成で、ダミースーツを使用していたのでした。
では、どうして乳首(と思しきもの)を付け加えたのでしょうか。これ関しては、残念ながらいまも謎と言わざるをえません。ただし『タロウ』は第1話「ウルトラの母は太陽のように」、第2話「その時ウルトラの母は」、第3話「ウルトラの母はいつまでも」と、3話連続で「母」づくしです。制作現場の、母性強調の意識が高まった結果と考えることもできます。
ちなみにこの太陽をバックにした登場シーンは、第1話のみならず、ウルトラの母が何か重要なメッセージを発するシーンなどでも、複数使用されました。するとどうでしょう。あの丸出しの姿も、どこか神々しさを醸してくるのだから、不思議です。
