現地3月15日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝ドミニカ共和国対アメリカが行なわれ、2対1でアメリカが勝利。決勝に進出した。
MLBのスーパースターをそろえる頂上決戦で先制したのはドミニカ共和国だった。2回、6番ジュニオール・カミネロ(レイズ)がアメリカの先発ポール・スキーンズ(パイレーツ)の84.4マイル(約135.8キロ)のスイーパーを左翼スタンドに放り込んだ。
アメリカの反撃は6回。5番ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)がドミニカ共和国の先発ルイス・セベリーノ(アスレティックス)がソロ本塁打を放つと、代わった2番手グレゴリー・ソトから7番ローマン・アンソニー(レッドソックス)がソロ本塁打。2対1とアメリカが逆転した。
9回裏、アメリカのマウンドは守護神メイソン・ミラー(パドレス)。160キロ以上のソーシームを連発する右腕は、2回に本塁打を放っているカミネロをスライダーで空振り三振に打ち取り、7番フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)に四球を与えた後、代打のオニール・クルーズ(パイレーツ)を遊ゴロに打ち取った。
2死三塁となって打席にはヘラルド・ペルドモ(ダイヤモンドバックス)が入った。フルカウントまでもつれた勝負は、ミラーの低めのスライダーがストライク判定となって試合終了。アメリカが勝利を手にした。
ただ、ペルドモへの最後の一球が物議をかもした。米放送局『ESPN』のジェフ・パッサン記者は、「この試合、あんな終わり方をするべきではなかった。残念だ」と最後の球審の判定を疑問視した。
米ジャーナリストのノア・カムラス氏も最後の判定について、「これこそ、ABSが野球にとって有益である理由を完璧に表わしている。こんな終わり方ではいけない」と辛辣に綴った。
MLBは2026年シーズンから自動ボール・ストライク判定システム(ABS)を導入する。球審の判定に不服の場合、選手(投手・捕手・打者)がチャレンジを行なえる。その意義が、WBCでも表面化した格好だ。
構成●THE DIGEST編集部
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