回転寿司界きってのこだわりメニュー!『はま寿司』の「カリカリポテト」


『はま寿司』の「カリカリポテト」シリーズ。手前左から時計回りで「カリカリポテト」220円、「チーズカリカリポテト」286円、「カリカリポテト(バター醤油)」220円、「カリカリポテト(のり塩)」220円(※全て税込)

 続いて『はま寿司』の「カリカリポテト」シリーズ(220円~・税込)をいただきます。「シリーズ」としているのは、「はま寿司」がフライドポテトを、なんと4種もラインナップしているからで、デフォルトとなる「カリカリポテト」に、「バター醤油」「のり塩」などのふりかけを加えていただくもの、さらには「チーズ」を加えていただくものを展開しています。デフォルトの「カリカリポテト」はその名の通り、カリカリとした食感で、「くら寿司」のフライドポテトのようなホクホク感とは真逆の印象です。


カリカリした食感が妙にヤミツキに!

 しかし、このやや固い口当たりは悪いというわけではなく、「バター醤油」「のり塩」といったふりかけとの相性が抜群。また、「チーズ」が加わったものは、チーズのとろっとした濃厚な味が、このカリカリ食感とも妙に合い、かなり考えられて作られているようにも思いました。残念なことに、ウクライナ情勢やコロナ禍などの影響で、2022年4月時点では輸入原料の遅延などがあり、販売を休止しているようですが、早く再会して欲しいと思う一品でした。

総合的な評価では『スシロー』の「フライドポテト」が最も秀逸!


寿司ネタ以上に各チェーンごとに個性が違ったフライドポテト(食楽web)

 というわけで、大手回転寿司チェーンのフライドポテトを食べ比べしましたが、筆者個人的な印象では、味、コストパフォーマンス、包材へのこだわりなども含めて考えると、『スシロー』が最も優れているように思いました。

 他方、『くら寿司』『はま寿司』が絶対に劣るわけではなく、『くら寿司』の素材感を生かした味も素晴らしく、『はま寿司』の個性的な食感を打ち出したフライドポテトも美味しかったです。願わくば『くら寿司』のフライドポテトには今後なんとか値段を下げて欲しいと思うことと、『はま寿司』のフライドポテトには1日も早い販売再開を実現して欲しいと思いました。顧みると、実は寿司ネタ以上に、各チェーンごとで、大きく個性が異なるのがフライドポテトのように思います。各チェーンのフライドポテトの違いをチェックしてみるのも面白いかもしれませんよ。

(撮影・文◎松田義人)