パフェのテーマは、二つの俳句の季語から誕生!?

フルーツの老舗「京橋千疋屋 」の夜パフェの魅力に迫る!パティシエの至難の業から奏でるハーモニーがたまらない
山粧うーやまよそおうー ¥2,970(税込)

日本特有の四季をどう表現しようかと考えている中で、俳句の季語で山の季節の移ろいを表す言葉に出会った斉藤さん。

緑の葉から水が滴るみずみずしさが美しい夏の山の意味である「山滴る」、山がお化粧したように色づいている様子を表す「山粧う」。

この二つの季語を1つのパフェに閉じ込めたいという想いでスタート。

フルーツの老舗「京橋千疋屋 」の夜パフェの魅力に迫る!パティシエの至難の業から奏でるハーモニーがたまらない

上のパーツは、視覚的にもひんやりと夏を感じることができる、レモンバーベナを使った「ジントニック」のグラニテ。

フルーツの老舗「京橋千疋屋 」の夜パフェの魅力に迫る!パティシエの至難の業から奏でるハーモニーがたまらない

中のパーツは、半分は山脈をイメージした果物のスライス。もう半分は豊かな山の恵みを表現した、ごろりとした果物やメープル塩クルミ。

フルーツの老舗「京橋千疋屋 」の夜パフェの魅力に迫る!パティシエの至難の業から奏でるハーモニーがたまらない
フルーツの老舗「京橋千疋屋 」の夜パフェの魅力に迫る!パティシエの至難の業から奏でるハーモニーがたまらない

そして下のパーツは、いちじくのダマンドパイ、9月が旬のいんげん豆のアイスやぶどうのバルサミコ酢ジュレ、チャイプリンなどの秋を感じられるパーツがちりばめられています。

10種類以上から構成されるパーツは、連想ゲームのような感じで、一つずつパーツが決まったら、次に一緒に食べたら何が合うかを考えられて作られているそう。

このように上のパーツを夏、下のパーツを秋を感じることができる、夏から秋の移り変わりを表現された、季節と共に楽しめるパフェなのです。

中でも一番下を構成しているシンフォーニーシロップが秋の夕暮れを思わせる色となっていてお気に入りと話す斉藤さん。

フルーツの老舗「京橋千疋屋 」の夜パフェの魅力に迫る!パティシエの至難の業から奏でるハーモニーがたまらない

1988年日本人の方がコンテストで優勝した際に作ったシンフォニーというカクテルをベースに作られたのだとか。

まさに、秋の果物と相まってシンフォニーを奏でているような味わいに。

二つの季語から着想を得て作られたストーリー性があるパフェは、酸味・塩味・食感・造形全てが考え尽くされた、パティシエの至難の業を感じる逸品。

表参道原宿店以外にも、都内数カ所に展開しているので、1日のご褒美などにいかがでしょうか。

販売期間:2022年8月19日(金)〜9月30日
※使用している果物の入荷によっては早まる可能性があります。

About Shop
「京橋千疋屋 表参道原宿店」
東京都渋谷区神宮前1-11-11 グリーンファンタジア201(表参道)
営業時間:11:00〜20:00(ラストオーダー19:30)
定休日:なし

takuma

Takuma

インスタグラマー

メンバーの記事一覧

都内のパティスリーやホテルのカフェを中心に巡り、その美しい写真と丁寧な文章にファンも続々。パティシエ界や編集長も注目のウフ。スイーツ男子部第一号
Instagram(@k.takuma.happy)

Photo & Writing / Takuma