香水の持続時間を知ると、香りをもっと楽しめる!正しい付け方、使用時のコツ

香りの持続時間を長くする付け方

手首に香水を付ける女性

間違った方法で香水を付けていると、香りの持続時間が短くなったり、香りが変質しやすくなったりします。ここでは、香水の香りを長持ちさせる付け方を紹介します。

付け方の基本を守る

香水を正しく付ければ、香りの持続時間を長く引き出しやすくなります。

<基本の付け方>
香りは、汗や汚れの影響で変化してしまいます。そのため、付ける前にはシャワーやお風呂で体を清潔にしておきましょう。入浴が難しい場合は、香水を付ける部分を濡らしたタオルで軽く拭いておくのがおすすめ。手首に香水を付ける場合には、手を洗う際に手首まで洗うと良いでしょう。

香水を付けるパーツは2、3ヵ所に留め、汗をかきやすい部位は避けるようにします。

<香水を付ける基本的な場所>

両肩 ひじの内側 ウエストの両側 手首の内側 ひざの内側 足首 太ももの内側

<付ける際のポイント>
強く香らせたい時は上半身に、優しく香らせたい時は下半身に付けるのがポイントです。付ける部分を決めたら、20センチ程度離れたところから1プッシュしてください。オーデコロンの場合は香りが軽いため、2~3プッシュしても問題ありません。香水と肌の距離が近すぎると付けすぎの原因になるので、注意が必要です。

また、出かける直前よりも30分ほど前に付けておくと、香りのバランスが良い状態で外出できます。

香水を付ける前に肌の保湿をする

より長く香りを持続させたいなら、肌の保湿をしておくのがおすすめ。肌が乾燥した状態だと香りが揮発しやすいので、ボディクリームなどで保湿を入念に行うと良いでしょう。

なお、ボディクリームは無香料のものを選ぶと香りが混ざるのを防げます。無香料のものがない場合は、香調への影響が及ばないように、なるべく香水に合う香りのボディクリームを選ぶようにしてください。

香水を付けた後はこすらない

手首などに香水を付けてからこするのは、実は間違いです。こすると摩擦が起こって香りの成分が濁り、変質してしまいます。香りが変わるだけではなく、長持ちしにくくなる原因にもなるので、香水を付けた後はその部分に触れないようにしましょう。

季節によって付け方を変える

季節によって、肌は汗をかきやすくなったり、乾燥しやすくなったりします。そのため、香水の付け方を季節に合わせると、より効果的に香水を纏えます。例えば、乾燥しやすく体温が上がりにくい冬は上半身に少し多めに付け、汗をかきやすく体温が上がりやすい夏は下半身に少量を付けるなど。気温や体温に合わせて、付ける位置や量を調整するのがポイントです。

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香りが消えたら付け直す

香水を付け直すタイミングは、香りの持続時間を終えてからです。香りが弱くなってくると付け直したくなりがちですが、鼻が香りに慣れて弱く感じているだけかもしれません。持続時間を終えていないのにすぐに付け直すと、付けすぎの原因になる恐れもあります。また、付け直しの回数は1日1回までに留めておくのが適切です。

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香水をもっと楽しむには

様々な香水のボトルデザイン

香水は奥が深いもの。自分好みの香りや系統を知っておくと、香水の世界がより魅力的に感じられるでしょう。最後に香水を楽しむ際のポイントをチェックしていきます。

香りの系統を知る

香水を構成する香料には、複数の系統があります。音楽なら「音階」、絵画なら「色調」と、音や色に構成要素を表現する言葉があるように、香りにも「香調」「ノート」といった系統を示すものがあります。香調は、花の香りを楽しめるフローラル系や、フレッシュでさわやかなシトラス系など、種類もさまざまです。

サステナブルなどの自然志向が注目されるとハーバルノートやアロマティックノートが流行り、環境破壊が問題になると生命の源である海を想起させるマリンノートが人気になります。グルメブームであれば、チョコやバニラといったお菓子のような香りが楽しめるグルマンノートが多く販売されるなど、ファッションのように香調にも流行が存在し、社会情勢などが反映されることも多いです。また、香調は、メンズとレディースでよく使われる香料に若干違いがあるなど、非常に奥が深いものです。

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自分好みの香りを探す

食べ物の好き嫌いのように、香りの好みにも個人差があります。香水を選ぶ時は、自分の好きな香りを思い浮かべてリストアップをしてみると良いでしょう。次に、その好きな香りが属する系統の香料が使われている香水をチェックします。例えば、バラの香りが好きならフローラル系が使われている香水を試してみると良いでしょう。

また、なりたい自分をイメージできる香りを探してみるという方法もあります。例えば、凛とした佇まいに憧れを抱くのであればスパイシー系の香水を試してみるなど。

自分の好きな香り、なりたい雰囲気に近い香りが、具体的にどんな香りか分からない時は、香水販売店で香りについて教えてもらったり、テスティングしたりするのも自分好みの香りに早く出会う近道です。

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ボトルのデザインやブランドで選ぶ

香水瓶を持つ女性

香水のボトルデザインで選ぶのも良いでしょう。ボトルデザインには、その香りがどのようなストーリーを持っているのか表現されている場合もあるので、香りと見た目の両方で香水を堪能するといった楽しみ方もできます。

また、お気に入りのファッションブランドの香水であれば、香りを含めてコーディネートに統一感が生まれ、そのブランドの世界観により浸れるでしょう。

香水の付けすぎには注意する

香水を何度も付け直したり、3ヵ所以上の場所に付けている場合、付けすぎになっている恐れがあります。香水の付けすぎは、周りの人の迷惑になってしまうかもしれません。TPOを守って適量を付けるのが、正しい香水の付け方です。もし多めに付いてしまった場合は、流水で洗い流すかウェットティッシュなどで拭き取ると香りを抑えられます。

香水の保管方法にも気を配る

香水は劣化すると、香りが変質してしまいます。劣化を防ぐためにも、保管は正しく行いましょう。直射日光の当たる場所や温度変化の激しい場所は避けるのが基本。また、アルコールの揮発を防ぐためにも、保管時は蓋をしっかりと閉めるようにしてください。