8000歩のウォーキングができるようになった

酢ショウガは、刻みショウガをレンジで加熱してから酢に漬けて作ります。酢は、米酢・リンゴ酢・黒酢など、お好みのもので構いません。

酢ショウガは、そのまま食べるのはもちろん、サラダや冷奴、納豆などに加えても楽しめます。お湯や焼酎などで割って飲むのもよいでしょう。ただ、ショウガの体を温める効果は数時間しか持続しません。1日に大さじ2~3杯を目安に、こまめにとるのがよいでしょう。

60代の女性Aさんは、脊柱管狭窄症による腰痛で来院。足にも力が入らない状態でした。そこで漢方薬を処方し、同時に酢ショウガの常食とウォーキングを勧めました。すると1ヵ月で腰痛は軽減。痛みが改善したことで、足に力が入るようになったのです。

その時点で漢方薬の服用は止めましたが、痛みが増すこともなく、Aさんは週に4~5日、8000歩のウォーキングができるまでに回復しています。

酢ショウガの常食で脊柱管狭窄症をはじめとする慢性痛が緩和した例は、数多くあります。治療の補助として、ぜひ酢ショウガをお試しください。

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酢ショウガの作り方

※1日大さじ2~3杯を目安に食べる。一度にたくさん食べるのではなく、こまめにとるとよい。

材料
・ショウガ……200g(市販のもので2~3個)
・酢……約200ml(ショウガが浸る程度の量)
・ハチミツ……大さじ1(好みで増減してもよい)
・密閉できる保存瓶……1本(ガラス製がお勧め)
※使用する酢は、米酢、黒酢、リンゴ酢、きび酢など、醸造酢であればなんでもよい。

❶ショウガはよく洗い、皮をむかずにみじん切りにする。

❷①を耐熱容器に入れ、少量の水(分量外:大さじ1~2程度)を加えてラップをかけ、電子レンジ(600W)で1分30秒ほど加熱する。
※加熱することにより、ショウガの体を温める効果がアップする。
※水を加えるのは、加熱中にショウガが焦げるのを防ぐため。

❸②の粗熱が取れたら、保存瓶に移し、酢を注ぎ入れる。ハチミツを加えて、全体を軽くかき混ぜる。

❹ふたをして冷蔵庫で一晩漬け込めば出来上がり。冷蔵庫で保存し、2週間以内で食べ切るようにする。

この記事は『安心』2022年6月号に掲載されています。

画像参照:https://www.makino-g.jp/book/b605547.html