新連載【幸せな循環を生み出すサステナブルなものづくり】 vol.1 パロロサ

もの選びの基準にサステナビリティーな視点が加わったことで、ファッションを楽しむことは、作り手の思いや生産背景を支持することにもつながる。環境や社会に配慮した意思あるものづくりを手がけるブランドを取り上げる新連載。第1回はグアテマラ発の美しくタフなカゴバッグで知られるライフスタイルブランド「パロロサ」をクローズアップ。

再生プラスチックと伝統技術の出会い

「パロロサ」のカゴバッグの人気を支えているのは、すっきりとモダンなデザイン、水や汚れにも強い耐久性。原料には再生プラスチックが使用され、南米・グアテマラですべて手作業で生産されている。

クリエイティブディレクターを務めるセシリア・ピラニは、グアテマラにルーツを持つイタリア人。自らのルーツであるグアテマラに受け継がれる、カゴ編みの技術に着目したことからこのプロダクトは生まれた。

再生プラスチックがカゴバッグとして生まれ変わる過程は、ストリング状の再生プラスチックを、美しい自然の色合いで染色することから始まる。

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作り手は、グアテマラの女性たち

「パロロサ」のカゴバッグの特徴は、クラフト感が強すぎないすっきりと美しい編み目。 手作業で再生プラスチックを端正に編み上げるには、熟練の技術と経験が必要だ。手がけて いるのはグアテマラの女性たち。祖母や母から受け継がれてきた手仕事で職を得ることは、 彼女たちの自立支援にもつながっている。

受け継がれてきた伝統技術に敬意を払い、モダンなプロダクトとして流通させることが職 人たちの生活と技術を守り、職人たちの高い技術がブランドのクオリティーを支える。この幸 せな循環を生み出したのは、自らのルーツであるグアテマラを大切に思う、セシリア・ピラニの熱意に他ならない。