受け取れる企業年金の支給額目安・平均

「平成30年就労条件総合調査」では、2018年の退職金一時金・企業年金の平均額が公表されています。自分の勤続年数や役職などを加味して考えると、いくら受け取れるのかの目安となります。興味のある人は、「平成30年就労条件総合調査」に自分を当てはめてみてください。以下はその一例です。

●勤続20年以上、45歳以上の定年退職者(大学・大学院卒/管理・事務・技術職)の場合
​退職一時金制度のみ:1678万円
退職年金制度のみ:1828万円
両制度併用:2357万円

参照:厚生労働省「平成30年就労条件総合調査

さらに自分の正確な金額を知りたい場合は、勤務先の会社に確認を。中途退職をしたことがある人は、確定給付年金なら受託機関や企業年金連合会へ、確定拠出年金なら退職時の会社もしくは運営管理機関に問い合わせるとよいでしょう。

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企業年金の受け取り方、支給年齢


お金
【画像出典元】「PhotoAC」

企業年金の受け取り方は、全部で3パターン。退職一時金として全額受け取る方法、年金として分割して受け取る方法、その併用の3つです。定年退職した場合、企業年金は次のような受け取り開始時期、受け取り方法になります。

●確定給付年金:60~65歳。退職一時金か年金として受け取る
●確定拠出年金:60~70歳未満の希望する時期。退職一時金・年金・併用のいずれか

受け取りの手続きに関しては、確定給付年金の場合は各企業年金基金か受託機関、確定拠出年金の場合は運営管理機関にて行います。

企業年金は、公的年金にプラスして老後を保障してくれる大切なもの。早いうちに自分の勤務先、もしくは過去に勤めていた会社が企業年金を実施しているか、どんな企業年金の制度があるのか確認してみることをおすすめします。20~30代のうちから自分が将来いくら受け取れるのかわかっていると、老後の計画も立てやすくなりますよ。