手根管症候群ではないということ?



調べても、思い当たる部分と違う部分が半分半分。しびれはひどくなっているようなときもあれば、気が付くと治まっているときもあるのです。でも気になる。痛みもある。そんなとき、当時中学3年生だった娘が、学校の体育で突き指をして帰ってきました。

しばらく様子を見ても痛いと言うので整形外科を受診することに。「あ、一緒に自分も診てもらおう」そう思い立ち、娘と一緒に受診。問診とレントゲン。肩や首の辺りと手を撮影。結果は、手根管症候群と言うには症状が軽すぎる。ストレートネックでもなく、骨の形も問題ない、とのこと。

そして「原因はわからないけれど、しびれ止めのメチコバールを処方するから飲んでね。それでも続いたらまた受診して」と言われました。なんとも拍子抜けな結論。結構しびれているし痛いんだけどな……。ふに落ちないですが、先生の言う通りに薬を飲んでみます。

ただ4週間分処方されて、3週間ほど飲み続けていたら、どうやらしびれが治まってきたようなのです。原因がわからなかったのは、私の手のしびれや痛みは病気ではなかったからでしょうか。たしかに当時は本業とは別に副業も始めており、ダブルワークで疲れていたし、職場の人間関係も悪かったけれど……と思い返しました。体が「疲れてるよ」と教えてくれていたのかもしれません。

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まとめ

症状はあるものの明確な病名がついたわけではなく、その後、転職して生活環境を変えたことでストレスや疲れは軽減されました。それとほぼ同時に手のしびれは気にならなくなりました。当時40代前半でまだ体力はあると思っていましたが、実際には衰えを感じることになりました。

現在45歳。代謝も落ちて体力もありません。今は睡眠を6時間は確保し、しびれてきたと感じたら手をもみほぐしたり、首や肩の筋肉が伸びるストレッチをしたりしています。こうした病気に負けないための体づくりが大切だと日々感じます。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長・医学博士)
整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。

著者/えっか(45歳)
22歳専門学生の長男、19歳専門学生の次男、18歳高校3年の長女の3人を育てるシングルマザー。末っ子が大学進学となり収入を増やすべく副業ライターを始める。おいしいものを食べるのが特に大好き。 お出かけ好きで体形の割にフットワークは軽い。ジャニーズアイドルに日々目がハート。若く見せたいちっさいおばはんである。