あと10年!60歳になったら赤ネイルデビュー



長年、“ババアファッション”の書籍を作ってきましたが、その現場で多くの60代、70代の女性モデルさんにお会いしてきました。もちろんモデルですから、普通の60代、70代とは違います。でも、年を取るとともにどんどん服も黒や茶色の暗い色ばかりになり、爪も気づかいなくカサカサな人が多いなか、爪を赤いネイルで彩った“シニア”は女性の私から見てもすてきでした。そんなシニアモデルの1人が言った言葉が今でも忘れられません。私が「すてきな爪ですね」と言ったときのことです。

「若い女の子が赤い爪にするのもそれはそれでかわいいものよ。かといって30代、40代では赤いネイルは似合わない。まだまだ人生経験が浅いから、赤いネイルの強い色に負けちゃうのよ。

本当に赤いネイルが似合うようになるのは、50代後半からやっとかしら。人生の酸いも甘いも乗り越えてやっと似合うようになるのよ。あなたはまだまだ先ね」

完敗! 同じヒト科女種として、完全に負けました! 説得力があり過ぎてぐうの音も出ませんでした(笑)。

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まとめ

シニアモデルのひと言のおかげで、10年後が楽しみになりました! 今は目立たないミルクティーカラーのネイルを楽しみ、60歳になったら赤ネイルデビューをしてみようと思っています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者/中田ぷう(49歳)
業務スーパーやカルディ、コストコなどに詳しいフードジャーナリスト。著書に子どものごはん作りの闘いを描いた「闘う!母ごはん」(光文社)がある。育ち盛りな高校2年生と小学3年生のママ。