それでも「安さ」という大きなメリットがある


スマホを操作する女性
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このようにデメリットも多い格安SIMですが、やはり「料金の安さ」という点はそれをくつがえすほど大きなメリットだといえるでしょう。

たとえば『NUROモバイル』であればデータ容量3GBを792円(税込)/月で利用できます(※音声通話付きSIM)。また、使い切れずに余ったデータ容量は、翌月に繰り越して使うことができます。

このように大手キャリアに比べ、料金の安さは圧倒的であり、中には毎月の支払を総額1000円以下に抑えられる業者もあります。とくに「普段スマホをあまり使わない人」、「使ってもデータ通信のみで通話は少ない人」には格安SIMの料金体制はうってつけです。

「2年縛り」などの制限もない

大手キャリアの場合「2年契約」のような制限があり、契約更新月以外で、他社への乗り換えや解約を行った場合、違約金が発生するのが通例です。

一方、格安SIMであればそのような制限ルールを設けている業者は少なく、サービスが気に入らなくても、違約金なしで乗り換えることができますので、その手軽さもメリットといえます。

以上、格安SIMのデメリットについて解説しました。
とくに冒頭で紹介した「通信速度が遅くなりがち」は、格安SIMの代表的なデメリットであり、回線の速度や安定性を重視する人の場合は不満も大きくなりやすい部分です。また、「SIMロック解除、端末の相性」の部分も、格安SIMへの乗り換え時にトラブルとなりやすい箇所であるため、「SIMロック」についてよく理解した上で乗り換えを進めることをおすすめします。