みなさんは毎日の睡眠の中で、「どうしても寝つけない」「目がさえてしまって眠れない」なんてことはありませんか?
眠れない時は、様々な原因が考えられますが、睡眠が不足している状況が毎日続くと、睡眠障害や糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の原因につながります。
睡眠は人間が生きていく上で、十分に取らなければならない生理現象です。
今回の記事では、眠れない時に試してみるべきである、寝つきが良くなる方法を一挙に紹介していきます。
眠れない時の原因
眠れないときは、様々な原因が考えられます。
今回は考えられる基本的な原因を挙げていきます。
精神的な理由
まず最初に考えられる理由として、精神的な理由が考えられます。
日々のストレスや悩みなどがだんだん蓄積されて、頭から離れなくなり睡眠を妨げてしまいます。
別に体に病気と考えられる症状は出ていないのに、①なかなか寝付けなかったり、②途中で目が覚めてしまったり、③早めに目が覚めてしまう方は、精神的な理由によって睡眠が妨げられていることが多いです。
また、うつ病の症状を持つ人の約9割が、眠れないなどの症状があるがゆえに十分な休養が得られていないことがわかっています。
生活の環境による理由
次に考えられる理由として、生活環境による理由が挙げられます。
この生活環境による理由として挙げられるのが、就寝前の食事やカフェイン摂取、スマホの使用や部屋の温度・湿度、パジャマの素材があってなかったりなど様々です。
特に最近問題視されているのが、就寝前のスマホやパソコンのブルーライトを浴びた故に、目が錯覚を起こし睡眠障害を起こすケースが多いことです。
就寝前に、スマホやパソコンなどを長い時間使用することで、目が日中だと錯覚し脳を興奮させ睡眠を妨げてしまうのです。
身体的な理由
最後に考えられるのが、身体的な理由です。
身体的な理由で眠れない場合は、異変を感じ次第、医療機関に診てもらうことをおすすめします。
身体的な理由で眠りにつけない場合は、何か体に異常があり、睡眠をさまたげていることを言います。
具体例で挙げると、
・胸苦しさ(高血圧・心臓病)
・咳・発作(ぜんそく・気管支炎などの呼吸器疾患)
・頻尿(腎臓病・前立腺肥大)
・痛み(糖尿病・関節リウマチ・胃炎など)
・かゆみ(アレルギー疾患・じんましん・乾燥)
・脳出血や脳梗塞などの後遺症 など
が挙げられます。目が覚めてしまった、なんとなく眠れない場合ではなく、上記のようにわかりやすい症状が出ているゆえに眠れない場合は、すぐに医療機関に診てもらいましょう。
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寝る直前にやってはいけないNG行動4選!
次に質の高い睡眠をとるために、やってはいけない行動4選を紹介していきます。
スマホ・パソコンの使用
上記の生活環境による原因で挙げた通り、スマホやパソコンのブルーライトは睡眠に悪い影響を与えます。
ついついYoutubeとかゲームをやっていると就寝時間をすぎても夢中になってしまうことはありますよね。
遅くても睡眠の1時間前にはなるべくスマホやパソコンを触るのを控えて、十分な睡眠を取れるようにしましょう。
カフェイン摂取
あたりまえですがカフェインを就寝前にとってしまうと、なかなか寝付けなくなります。
カフェインを含む飲み物や食べ物を摂取すると、脳内で眠気を生み出す「アデノシン」という物質をカフェインがブロックしてしまいます。
そのためカフェインは眠気覚ましとして使われますが、カフェインが入っているコーヒーやエナジードリンクといった飲み物を、気にせず夜も飲んでしまうと睡眠を邪魔してしまうので、注意しましょう。
喫煙
就寝前の喫煙も、睡眠の妨げの原因になる可能性があります。
タバコの煙に含まれている、ニコチンは強い覚醒作用があるため、寝る前にタバコを吸うと睡眠の質が低下してしまいます。
そのため睡眠の1〜2時間前までにはタバコを吸うのを控えて、睡眠の質を下げないように心がけましょう。
重い夜食を食べる
油の多い食べ物や量の多い食べ物を就寝前に食べるのは控えるようにしましょう。
食べ物の消化には2〜3時間かかると言われており、寝る直前に食事をとってしまうと、体が睡眠よりも消化を優先してしまい、眠りが浅くなる原因になりかねません。
食事は遅くとも睡眠の2時間前に済ましておきましょう!