コンタクトレンズ洗浄液のタイプを知って快適なコンタクトレンズライフを

ソフトコンタクトレンズの汚れや雑菌を除去するのに欠かせない洗浄液。洗浄液にも、「過酸化水素系」、「ポピドンヨード系」、「MPS系」などさまざまな種類があるのはご存じですか?また、コンタクトレンズ洗浄液の種類によって、洗浄力の強さや使用方法、カラーコンタクトレンズに使用できるかどうかも変わってきます。今回は、「正しいソフトコンタクトレンズ洗浄液の使い方」と「重視したいポイント別に合わせたおすすめ商品」を紹介していきます。快適なコンタクトレンズライフを送るためにも、洗浄液のタイプや特徴を知って、自分に合ったものを選べるよう参考にしてくださいね。

正しい方法で使うことが大切!ソフトコンタクトレンズ洗浄液の使い方

ソフトコンタクトレンズは水分を含む素材でできているので、汚れがつきやすく、そのまま放置しておくと雑菌やカビなどが繁殖する可能性があります。正しい方法で洗浄できていないと、感染症などの目のトラブルの原因になることも…。そこでこのトピックでは、快適なコンタクトレンズライフを送るための、正しいケア方法についてお伝えしていきます。

Step1:洗浄

1、手を石鹸でよく洗う
2、コンタクトレンズを目からはずす
3、はずしたコンタクトレンズを手のひらにのせて、洗浄液を3〜5滴垂らす
4、人差し指の腹を使って、コンタクトレンズの両面を約10秒間(片面20〜30回)やさしくこすり洗いをする

洗浄で気をつけたいポイントは、円を描くようにこすり洗いをしたり、力を入れすぎてしまうとコンタクトレンズがねじれ、破れてしまう原因となります。

また、片面しかこすっていなかったり、こする回数が少ないと汚れを完全に落としきることできません。その結果、「かすみやくもりで見えにくい」「装着感がわるい」「目のトラブルをおこす」などの原因を引き起こしてしまいます。

Step2:すすぎ

1、洗ったコンタクトレンズの両面を洗浄液でよくすすぐ

コンタクトレンズの表面の汚れや雑菌を十分に洗い流していきましょう。「こすり洗い」と「すすぎ」をしっかりと行うことで、汚れや細菌を完全に除去し、消毒効果が高まります。

Step3:消毒・保存

1、専用のケースにコンタクトレンズ洗浄液を満たす
2、コンタクトレンズを完全に浸す
3、ケースのフタをしっかり閉めて一定時間放置する

消毒・保存をした後のコンタクトレンズは、すすがずにそのまま装用できます。
また、コンタクトレンズを取り出したあとのケースにも細菌がつきやすいです。しっかりと水道水で洗って自然乾燥するようにしましょう。

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大きく分けて3種類!ソフトコンタクトレンズ洗浄液のタイプを知ろう

ソフトコンタクトレンズ洗浄液は主に3種類。そして、必要なケアは[洗浄・すすぎ・消毒・保存]の4つです。洗浄液の種類によって、洗浄力の高さや使用方法、カラーコンタクトレンズに使用できるかどうかも変わってきます。選ぶ際にチェックできるようにそれぞれの特徴についてお伝えしていきます。

過酸化水素

過酸化水素タイプの洗浄液は、3タイプの中で最も洗浄・消毒力が高く、こすり洗いの必要がありません。

使い方はコンタクトレンズを外したあとに、過酸化水素タイプの洗浄液で満たしたケースにコンタクトレンズを浸し、中和剤を入れて一定時間以上経過すればOK。

中和が不完全だったりすると、コンタクトレンズをつけた時に目に痛みが出る可能性があるので取り扱いには十分注意してください。

また、洗浄力の高さからカラーコンタクトレンズの色を変色させることもあるので、カラーコンタクトレンズの洗浄には使用しないほうが無難です。

ポピドンヨード

ポピドンヨードタイプの洗浄液は、過酸化水素タイプの洗浄液に次いで、洗浄・消毒効果が高く、こすり洗いの必要がありません。

タンパク質除去が強いので、コンタクトレンズのくもりや乾燥感が気になる方におすすめです。また眼病予防にも優れた効果を発揮します。

マルチ・パーパス・ソリューション(MPS)

MPSタイプの洗浄液は、1本で[洗浄・すすぎ・消毒・保存]までの全てのケアを行うことができます。3タイプの中では最も手軽なのが特徴です。

使い方は、コンタクトレンズを外し、MPSを数滴垂らしてこすり洗いをします。その後コンタクトレンズをよくすすいで、MPSで満たしたケースにコンタクトレンズを入れて、一定時間経過すれば完了です。

MPSタイプの洗浄液は、カラーコンタクトレンズの洗浄としても使えます。

洗浄力重視なら、[過酸化水素]か[ポピドンヨード]、コンタクトレンズ初心者や手軽さを重視したい方は[MPS]がおすすめです。