スタイリスト永岡美夏さんのJournal de la mode vol.3「旅心を誘うワンピース」

フランス映画のもつコケティッシュな雰囲気が好きなスタイリスト永岡美夏が、大人に最適なアイテムを紹介する連載。今回のテーマはワンピース。20代の頃はミニドレス、30代はジャージードレス、そして40代になってからは程よい肌見せ感が女性らしいカシュクールワンピースを好んで着るようになりましたが、海辺の街へ移り住んだことで、お洒落なワンピースだけではなく、リラクシーなものにまで着こなしが広がった私のワンピース遍歴。今回はそんな旅に出たくなるワンピースたちをご紹介します。

ギリシャ発「デボーションツインズ」のエスニックワンピ


左:黄色の刺繍ブラウス¥37,400、スカート¥52,800 右:黄色の刺繍ワンピース¥63,800(全てデボーションツインズ/ノウン)


ベルト付きリネンワンピース¥63,800(デボーションツインズ/ノウン)

ギリシャ発のブランド「デボーションツインズ」。SNSで海外のインフルエンサーが着ているのを見て以来ずっとファンだった私は日本上陸に歓喜しました。甘めのディティールにカラフルなエスニック刺繍がアイコニックなワンピースはシワになりにくいので旅にもぴったり。今シーズンはナチュラルな風合いを生かしたリネンシリーズが登場。4月21日〜5月7日にバーニーズ ニューヨーク全店でポップアップショップも開催されます。街中ではバレエシューズやサンダルと、海辺ではビーチサンダルと、リゾート地でも活躍してくれると思うと、今すぐ連れてどこかへ行きたくなります。

(広告の後にも続きます)

「エンリカ」のセンシュアルなキャミワンピ


コットンシルクタイプライターキャミソールドレス¥37,400(エンリカ/アッシュプラスエリオトロープ)

服が出来上がる過程で関わる人や、それを手に取る人。人との縁や偶然の出会いを大切にした物づくりをする「エンリカ」。優しい服作りは、天然素材を用いたり、伝統や技術を大切にしたりするところにも反映されています。オーガニックコットンとシルク混の上品な艶にストンとしたナチュラルなシルエット、サイドの深いスリットが年齢を重ねた大人の女性をセンシュアルに引き立ててくれます。

text: Mika Nagaoka edit: Eriko Azuma