白髪のリタッチで毎月訪れるヘアサロン。当たり障りのない話をするのも面倒で、リタッチ代もバカにならず、時間も2~3時間かかってしまう……。時間もお金ももったいないと思っていたころ、美容師の知人から「逆に全部白髪に染めるか、もう染めるのをやめてみたら? 染めることがストレスなら即ストップすべき」とアドバイスをもらいました。それをきっかけにグレイヘアを目指すことにした私の体験談です。

リタッチに要する時間とサロン代が苦痛



生え際の白髪が気になって、毎月ヘアサロンに行かなければならないけれど、その時間を作らなければならないことや、拘束時間が長いことが苦痛になっていました。平日フルタイムで勤務していたので、土・日・祝日は体調を整える大切な時間でした。そして40代も半ばになってくると、美容院で同じ体勢で過ごすのが正直体力的にかなりきつく感じるようになりました。

当時通っていたのは、回数券を購入すると1回分のリタッチ代が無料になる美容院で、経済的には魅力的だったので3~4週間隔でリタッチに通っていました。ただ、回数券利用者は毎月必ず訪れるとサロン側も認識しているからか、何度となく扱いが雑だなぁと感じてモヤモヤしました。

私が白髪染めをし始めたのは30代半ばごろでしたので、それから10年くらいはリタッチのために通いながらモヤモヤ……。そしていつの間にか、白髪のリタッチにかける時間とお金が無駄だと感じるようになりました。

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いっそのことヘアカラーをやめよう!



リタッチに行くのがかなりのストレスになり始めていたころ、半年に1度、ヘアカットに行っている美容院の店長から「逆に全部白髪にカラーリングするか、ヘアカラーをやめるってのもありじゃない?」 とアドバイスされました。以来、道行くグレイヘアの方たちが気になって観察するようになりました。

また、グレイヘアの有名人をキーワードにネット検索もしてみました。「へぇ! 結構たくさんいらっしゃるのね!」 というのが私の第一印象でした。以前からすてきだなと思っていた方がファッションデザイナーのJunko Shimadaさん。以前、トーク番組で拝見した際に、緩くふんわりとアップにされたグレイヘアがナチュラルでおしゃれでとても印象的でした。そのほかにも元モデルの結城アンナさん(岩城滉一さんの奥さま)や、女優の草笛光子さんなどたくさんいらっしゃいます。

皆さん信念を持っている印象があり、ライフスタイルや仕事に対する姿勢がとてもすてき!と思う方たちばかりでした。彼女たちをお手本に私もグレイヘアを目指そう! そう決心したのは40代半ばころでした。