ひと冬かけて首のイボ一掃!



再度皮膚科を訪れたのは、タートルネックを着始めた秋の終わりのことです。

「春にはすっかりきれいになりますよ」と話しながら、先生はピンセットに挟んだ綿球を液体窒素に浸し、1つ1つイボにジューッと当てていきます。その瞬間、ピリッと痛みを感じるものの、後に引くことはありませんでした。

これを2~3週間おきに5~6回通ったでしょうか。焼いたイボは前より硬く黒くなって、早いものは1カ月ほどで取れ始めました。気になって触っていたら、ポロリと取れたものもあります。

イボが取れたばかりの皮膚は少し赤みを帯びていましたが、1カ月もすると跡形もなくなり、きれいな首元がよみがえりました。

こうしてタートルネックで首元を隠せる冬の間に、私の首元をおおっていた無数のイボは一掃されました。

待ち遠しかった春、私は久しぶりに華やいだ気分で首元の開いた春の装いを楽しんだことを今でも覚えています。

(広告の後にも続きます)

まとめ

40代半ばに首イボの退治をしてから約10年がたちました。処置後、数年は新しくイボを見つけることはなかったものの、現在は目立つイボが4つほどできています。首は年齢を語るとよく言いますよね。そろそろまた首イボの退治に行くころかな、と考えているところです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。

イラスト/エェコ

著者/あらた 繭子(54歳)
大学生と高校生の子をもつアラフィフのフリーライター。長年の無茶な仕事がたたり、満身創痍の身体にムチを打つ毎日。休日のガーデニングと深夜のK-POP動画視聴が趣味。