ルイ・ヴィトンとサザビーズのコラボによるスペシャル・チャリティオークション開催中 

7月12日(水)までの期間、ルイ・ヴィトンと世界的なオークションハウスであるサザビーズとのコラボレーションによるスペシャル・チャリティオークションが開催されている。22名の著名な現代アーティストたちが、ルイ・ヴィトンの不朽のアイコンバッグ「カプシーヌ」を独創的な“アート作品”へと昇華させた22点が出品されている。すべて新作で、特別なユニークピース。あなたはどの作品が好みだろうか?

「カプシーヌ」が現代アーティストのキャンバスに

「カプシーヌ」はエレガントかつフェミニン、そしてタイムレスなデザインで、ルイ・ヴィトンを象徴するコレクションとして広く知られてきた。2019年から4回にわたり毎年発表され話題となったのが、「アーティーカプシーヌ コレクション」だ。世界的に活躍する現代アーティストたちが「カプシーヌ」をキャンバスに類いまれなる創造性を発揮した、限定エディションのバッグとして生み出されてきた。

今回出品された22点は、22名のアーティストたちが過去に自らが手掛けた「アーティーカプシーヌ コレクション」をリメイクしたもの。各バッグのフラップの下にはアーティストのサインが入り、モノグラム・キャンバスをまとったケース「ボワット・シャポー」に収められて提供される。今回のオークションの売り上げは、参加アーティストそれぞれが選んだ慈善団体やNGOに寄付される。

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パリで行われた一般公開

サザビーズのパリ本部にて、この22点の“アート作品”が期間限定で公開展示された。


ディスプレーされた作品それぞれが異彩を放ち、まるで美術展のよう


作品はアーティストの創造性に加え、ルイ・ヴィトンのサヴォアフェール(匠の技)が複雑かつ精巧なつくりを実現する


Zeng Fanzhiの作品はゴッホの自画像を再解釈。多様な刺繍で独特の質感を表現


Liu Weiの作品。「花びら」を5種類のシルバーカラーのレザーで表現した。ハンドル部分に取り付けられた、金属球で構成されたリングもクールな印象


Kennedy Yankoの作品。高度な技術で独創的な立体感を出した。どの角度から見ても美しいのは、「カプシーヌ」の普遍的なデザインがあってこそなのかもしれない

ほかにも個性的な作品がずらりとそろっている。いずれの作品も、7月12日(水)までの期間中、サザビーズ公式サイト(www.sothebys.com)でオンライン入札が行われている。ルイ・ヴィトンとアートの密接な関係を知る機会としても、また、メゾンのさらなる魅力を発見する機会としても、一見の価値がある。

photo(featured image): ©LOUIS VUITTON
text: Shunya Namba @Paris Office

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