看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。

今回はとある患者さんとその孫のお話です。コロナ禍で面会ができない中、リハビリを頑張る患者さん。転院することになり、外へ出ると孫がいて……。



















こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。

新型コロナウイルスの感染が爆発して、入院患者さんへの面会ができなくなっていたころのことです。洗濯物や荷物の受け渡し時に患者さんの様子を家族の方へと伝えるようにしていましたが、その逆はなかなか難しく……。

シゲさんのお孫さんも院内ではまったく面会できていませんでした。シゲさんにとってはかわいいひとり孫で、会いたい気持ちは山々だったと思います。

3月に入院したシゲさんは状態が安定したことから、6月に転院することになりました。転院先へ移動するために車に乗るのですが、そのために外へ出ると小さな女の子の姿が! シゲさんのお孫さんがランドセルを背負って待っていたようでした。

一緒に買いに行ったというランドセルを背負ったお孫さんの姿を見れて、シゲさんはうれしかっただろうなと思いました。シゲさんと交流のあった私たちは同僚からその話を聞いて思わず涙が……。

当時は、早く以前のように面会できるようになればいいなと思っていました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者/まゆん(41歳)
自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311