ピクチャーレールは、部屋にポスターや絵画、観葉植物などを飾る際におすすめのアイテムです。
ピクチャーレールを取り入れるだけで、まるで自分の部屋ではないような空間に仕上がります。
壁に穴をあけることなく設置できるので、賃貸物件に暮らしている場合でも安心です。
殺風景になってしまいがちな室内の雰囲気を変えたいと思っている方向けに、今回はピクチャーレールの活用方法や取り付け方、おすすめ製品などをご紹介します。
模様替えをする際などは、ぜひ参考にしてみてください。
また、ピクチャーレールを販売するメーカーはいくつもあり、どれがいいか迷ってしまう人もいるでしょう。
そのような方向けにおすすめのピクチャーレールも紹介しているので、迷っている方も必見です。

ピクチャーレールとは?基本的な特徴を解説!

ピクチャーレールは、何となくどのようなアイテムか知っていたとしても、使ったことがない方は多いでしょう。
そこでまずは、ピクチャーレールの基本的な特徴から解説していきます。
基本的な特徴を知っておけば、DIYをする際にも役立ちます。

絵画などを飾る際に使用するアイテム

ピクチャーレールは、美術館やおしゃれなカフェなどで使われているアイテムです。
壁に絵画などを飾るためのレールを指します。
絵画や写真を飾るには、壁に釘や押しピンで穴をあけなければいけません。
しかしピクチャーレールは、壁と天井の境目に取り付けるだけなので取り付け面が目立たたないようになっています。
絵画などを飾らない場合でも邪魔にならないので、そのままにしておいても気になりません。
最近は、デジカメやスマホで写真を撮影しても現像することなくデータを保存したままになっている方も多いです。
なぜ現像しないのかというと、飾る場所がないという理由が多く見られます。
ピクチャーレールを設置しておけば、好きな時に好きな作品を飾れるようになります。
自分で撮影したお気に入りの1枚を部屋に飾るのも良いでしょう。
また、下地の強度やピクチャーレールの耐荷重量に注意すれば、飾り棚や観葉植物を飾ることもできます。

取り付けに必要な部品

取り付けに必要な部品は、ピクチャーレール、ランナー、ワイヤー自在、ストッパーです。

・ピクチャーレール
ピクチャーレールは、本体の部分です。
天井付けタイプと壁付けタイプがありますが、どちらも下地の強度がしっかりしていれば大きな差はありません。
しかし、天井タイプの方が壁の近くに飾れるので、すっきりとした印象になります。

・ランナー
ランナーは、ピクチャーレールにワイヤーを引っ掛けるために使うフックです。
ストッパーを付ける前にセットするタイプと後からセットできるタイプがあります。

・ワイヤー自在
ワイヤー自在は、絵画や写真などを吊るすための必要なワイヤーとセミと呼ばれるフックがセットになっているものです。
耐荷重量が決まっているので、吊るすものによって購入すべきアイテムが異なります。

・ストッパー
ストッパーは、ピクチャーレールの端に取り付けることでランナーが落ちないようにするアイテムです。
ピクチャーレールを取り付けた後にランナーをつけるのであれば、ピクチャーレールの取り付け位置に気を付けなければいけません。
壁からの距離がギリギリだと、ストッパーが入らなくなってしまいます。

ピクチャーレールの取り付け方式は2種類

ピクチャーレールには、先付け方式と後付け方式の取り付け方があります。
続いては、それぞれの取り付け方式について解説していきます。

先付け方式の特徴

先付け方式は、内装工事をする時に取り付ける方法です。
ピクチャーレールの一部を壁や天井に埋め込むような形で取り付けられます。
見た目がすっきりするので、絵画などを飾る予定がある場合は先付け方式を選択するケースも多いです。
また、強度もあり、耐荷重量が大きくなるという特徴を持ち合わせている取り付け方法でもあります。
ただし、壁や天井に埋め込まれているので取り付け位置の変更はできません。

後付け方式の特徴

後付け方式は、内装工事が完了してから壁や天井の表面に取り付ける方法です。
気に入ったピクチャーレールを気に入った場所に設置できます。
レールは目立ってしまいますが、新築の予定がない場合などはこちらを選択することになります。
壁から飛び出る形になるので、耐荷重量は先付け方式よりも下がってしまう点も念頭に置いておきましょう。

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ピクチャーレールのおしゃれ・便利な活用方法

ピクチャーレールを設置することで、室内をおしゃれな空間に仕上げられます。
また、便利な使い方もできるので一石二鳥です。
続いては、ピクチャーレールのおしゃれな活用方法、便利な活用方法をご紹介します。

絵画やポスターを飾る

絵画やポスターを飾るのは、ピクチャーレールの王道と言える使い方です。
絵画やポスターを額に入れて飾ると、それだけでおしゃれな空間に仕上がります。
ワイヤーについているフックを、額の裏に付属している紐などに引っ掛けるだけなので簡単に飾れます。
お気に入りのアーティストの作品を飾っておけば、気分が上がること間違いなしです。
また、写真撮影が趣味という方の場合は、自分で撮影した写真を額に入れて飾るのも良いでしょう。

時計など壁掛けで使用するアイテムを飾る

時計などの壁掛けアイテムを飾るのもおすすめです。
時計やカレンダーは、日々の生活で必要なアイテムです。
卓上タイプも良いですが、壁にかかっていた方が確認しやすくなります。
時計やカレンダーをワイヤーで吊るしてみると、壁に付ける場合とは違った雰囲気になるので試してみてください。

観葉植物・ドライフラワーを飾る

観葉植物・ドライフラワーを飾るためにピクチャーレールを使うという方法もあります。
絵画などを飾ったり、時計などを設置したりするといったイメージを持つ方が多いです。
そのため、観葉植物・ドライフラワーを飾るのは斬新だと感じる方もいるでしょう。
壁紙が白い場合は、真っ白なキャンバスにドライフラワーの色が映え、一気におしゃれな空間になります。
ドライフラワーなどの影も絵になるので、壁紙を変えたのと同じくらい雰囲気を変えられる方法です。
観葉植物・ドライフラワーを飾る場合は、軽いのでワイヤーではなく目立ちにくいテグスを使うこともできます。

衣類の収納に使う

ピクチャーレールは、衣類の収納に使うこともできます。
しかし、耐荷重量を気にしなければいけないので重たいアイテムは吊るせません。
軽いアイテムが中心となるため、子どものおでかけグッズなどを収納するのがおすすめです。
子ども向けのアイテムは可愛いものが多いので、見せる収納にも適しています。
また、軽いアイテムであれば好きなバンドのTシャツなどを飾ることも可能です。
あえて見せる収納にするとおしゃれ度が高くなるため、部屋のイメージを変えたいと思っているなら試してみる価値は大いにあります。

デスクまわりの収納に使う

ピクチャーレールは、デスクまわりの収納にも使えます。
リビングデスクの壁面に短いピクチャーレールを取りつけると、カレンダーなどを飾れます。
ピクチャーレールというと長い壁に設置するというイメージを持つ方が多いです。
しかし、短いタイプもあるので幅広い用途に使えるのです。
文房具や仕事に使う道具、ホワイトボードなどを取り付ける際にも役立ちます。
重いと吊るすことはできませんが、ちょっとした文房具などであれば問題なく収納できます。

キッチン収納に活用する

台所の壁にピクチャーレールを設置すれば、キッチン収納として活用できます。
フライ返し・お玉・フライパンといったキッチンツール、エプロンなどを吊るしておけます。
引き出しにしまっておくと見た目はすっきりしますが、出し入れするのが面倒だと感じてしまう方もいるでしょう。
その手間を省くためにも、ピクチャーレールを使って壁掛け収納を作るのはおすすめだと言えます。
見せる収納にしたいと考え、おしゃれなキッチンツールを用意する方も見られます。
統一感のあるアイテムを用意しておけば、キッチン周りもおしゃれな空間に仕上がること間違いなしです。

壁面収納にする

ピクチャーレールを使って棚をDIYすることもできます。
賃貸物件の場合だと収納スペースが足りないと感じてしまう場合もあるでしょう。
そのような時に壁面収納を作れば、悩みを解消できるのです。
ワイヤーと棚を上手く組み合わせると、見せる収納を簡単に作り出せるためです。
しかし、たくさん棚を吊るしてしまうと重くなってしまい、落下のリスクが高まってしまいます。
そのため壁掛け収納にする場合は、軽い素材を選んだり、重量がない小物を置いたりするようにしましょう。