車を所有すると悩まされるのが「ガソリン代」。
特に車の利用が多い地方部では、ガソリン代が家計を大きく圧迫することもあるため、日々の節約が大事です。
今回は、一般的にガソリンを平均どの程度使うのか、月や年平均でガソリン代がいくらかかるのかのデータを見ながら、おすすめのガソリン代節約方法を8つ紹介していきます。

1カ月のガソリン代いくら?給油量平均をチェック


車を運転する若い女性
【画像出典元】「maroke- stock.adobe.com」

金額としてはいくらになる?

仮にレギュラーガソリンの価格が1リットル=130円、1カ月の給油量が45リットルであった場合、月間・年間のガソリン代は次のようになります。

1カ月のガソリン代・・・5850円(130円×45リットル)
1年間のガソリン代・・・7万200円(130円×45リットル×12カ月)

ひと月にどのくらいの量を使う?

そもそも、ガソリンというのはひと月でどのくらいの量を使うものなのでしょう。

総務省の「家計調査」によると、毎月のガソリン給油量(購入数量)の昨年2019年7月~12月の月別平均は次の通りです。

<ガソリン給油量の月別平均(全国平均値)>
2019年7月・・・39.518リットル
2019年8月・・・45.223リットル
2019年9月・・・42.163リットル
2019年10月・・・36.216リットル
2019年11月・・・37.5リットル
2019年12月・・・40.412リットル

※出典:総務省「家計調査 家計収支編 詳細結果表 2019年」<品目分類>1世帯当たり1カ月間の支出金額、購入数量及び平均価格、4-1都市階級・地方・都道府県庁所在市別より

1カ月のガソリン給料量は、35~45リットル程度が目安であることが伺えます。なお、8月や12月に給油量が高いのは、長期休暇や帰省などで車を利用する機会が増えることが関係しているようです。

(広告の後にも続きます)

都会と地方都市で給油量はどのくらい違うの


見晴らしのよい高原の駐車場と青いファミリーカー
【画像出典元】「naka- stock.adobe.com」

ガソリンは住んでいる地域によっても給油量が異なり、大都市よりも人口の少ない地方都市の方がガソリンを多く使う傾向が見られます。

参考として、2019年の家計調査における、地域別のガソリン給油量は次のようになっています。

<ガソリン給油量の地域別年間平均>
全国平均・・・480.268リットル
大都市(政令指定都市注及び東京都区部)・・・293.51リットル
中都市(大都市を除く人口 15 万人以上の市)・・・462.369リットル
小都市A(人口5万人以上 15 万人未満の市)・・・577.546リットル
小都市B(町村:人口5万人未満の市及び町村)・・・707.223リットル

※出典:総務省「家計調査 家計収支編 詳細結果表 2019年」<品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格、都市階級・地方・都道府県庁所在市別より

大都市の年間給油量が293リットルに対して、小都市Bは707リットルにも及び、約2倍以上の差があります。

東京や大阪のような大都市は、電車やバスなどの公共交通機関が整備されているのに対し、地方の小都市ではマイカーが主な移動手段となっていることも関係しているようです。