医療保険を検討する時、女性疾病の特約をつけるべきか迷う人も多いことでしょう。もし乳がんになったら…子宮頸がんになったら…なんて考えると、やっぱり女性疾病の特約は気になるのではないでしょうか。今回は、50代女性の相談をもとに、女性なら誰でも知っておきたい女性疾病特約について考えていきましょう。

50代女性Gさんからの相談

医療保険に関するFPさんの見解として「保険に女性特約をつけた方が良い」という考えと、「つけなくても大丈夫」という考えを拝見しました。 最終的に自分の判断とは思いますが、メリット、デメリットはどんなものがありますか。

(広告の後にも続きます)

女性疾病特約のメリット・デメリット


医療保険
【画像出典元】「stock.adobe.com/Kiattisak」

最初に押さえておきたいのは、女性疾病は病気の仲間であることに変わりはないということです。つまり、通常の医療保険に加入していれば、まずは入院給付金や、手術給付金は受け取れます。その上で、女性疾病になったときに上乗せをしたい場合は、特約で備えるということを考えていきましょう。

例えば、入院日額5000円の医療保険に加入し、女性疾病特約として入院日額5000円の契約をしたとします。その契約内容で一般的な疾病に罹り入院すると、1日当たり5000円受け取れますが、子宮がんのような女性疾病になった場合は、それぞれから給付され1日当たり1万円が受け取れるということになります。

すべての病気やケガで入院日額1万円支払われる契約に比べると保険料は割安で備えられるため、その点はメリットです。中には、入院日額ではなく、女性疾病で入院や手術となった場合に一時金で支払われるタイプもあります。

次にデメリットです。当然ですが、女性疾病以外の場合は通常の入院日額のみの受け取りになってしまいます。良くも悪くも基本は女性疾病が対象ということです。

また、もし別途がん保険に加入しているのであれば、子宮がんのような女性特有のがんになった場合は医療保険とがん保険の両方から保険金が支払われることになります。今加入している保険がどういったものかも踏まえてどのくらいの保障が欲しいのか検討すると良さそうです。