駐車場のないマンションやアパートへ引っ越す時、車が新しく増えた時など、駐車場を確保しなければいけないこともあるでしょう。
駐車場は家探しと同様に、様々な段階を踏みながら決めていく必要があります。
理由は、アクセスや使い勝手、費用なども駐車場を決める重要な要素になってくるためです。
駐車場を適当に決めてしまうと、毎日そこまで歩くのが辛くなってしまったり、駐車のしづらさから車に乗るのが億劫になってしまったりする可能性があります。
今回は、駐車場を見つける方法や契約の流れ、選び方などについてご紹介します。
車庫証明書について詳しく知りたい方も、ぜひ最後までご覧ください。

月極駐車場を見つける方法

駐車場を契約する時、何からすれば良いのかわからないと悩んでしまいがちです。
まずは、月極駐車場を見つける方法をチェックしましょう。
月極駐車場を見つける方法は、「ポータルサイトをチェックする」、「不動産会社に相談する」、「自宅近くを散策してみる」の3つが一般的です。
この3つをうまく使いながら同時に進めていくことで、より理想的な駐車場に出会えるでしょう。

ポータルサイトをチェックする

月極駐車場を探す一般的な方法として挙げられるのは、駐車場情報を検索できるポータルサイトを利用することです。
賃貸アパートなどの物件探しに使うサイトをイメージするとわかりやすいかもしれません。
ポータルサイトでは、地域だけでなく、屋内や屋外、機械式や自走式なども細かく見ることができます。
ネットで契約するとなると駐車する時のイメージが付きにくいと思われがちですが、このように駐車場の特徴を細かくチェックできるため、安心して契約できるのです。
また、決め手になる賃料や駅までの距離などを絞り込めるサイトもあるため、より細かく指定したい時に便利です。
ただし、ポータルサイトを利用して駐車場を探す時には、その情報は本当に正しいものなのかをチェックする必要があります。
情報によっては古すぎて取り扱っていない場合もあるため、気になる駐車場を見つけたら早めに問い合わせてみるのがおすすめです。

不動産会社に相談する

月極駐車場の多くは不動産会社が管理しているため、不動産会社に相談するのも1つの方法です。
近所の不動産会社や自分の住む地域にある不動産会社に問い合わせてみましょう。
不動産会社に相談するメリットとしては、ポータルサイトに掲載されていない駐車場も取り扱っているという点や契約後のトラブルに対応してくれる点などが挙げられます。
予算や条件を伝えることで理想的な駐車場が見つかることも多いです。
賃貸に住んでいる場合、その家を管理している不動産会社に相談することも可能です。
入居者が利用しやすい駐車場をあらかじめピックアップしている会社もあるため、スムーズに契約できるケースもあります。
駐車場探しに行き詰まっている場合や、自分に合った駐車場を紹介してほしいという場合はぜひチェックしてみてください。
ただし、不動産会社に相談をして契約が決まった場合、仲介手数料が取られてしまう可能性があります。
なるべく費用をかけたくないという方は、事前に手数料をチェックしたり、自力で探したりするようにしましょう。

自宅近くを散策してみる

車に乗る頻度が高い場合は、自宅からより近い場所に駐車場があると便利です。
実際に自宅の近くを散策することで、アクセスしやすい駐車場を見つけ出せます。
自らの足で駐車場探しに繰り出すメリットは、個人で経営している月極駐車場が見つかる可能性があることです。
個人で駐車場を経営している場合、ポータルサイトや不動産会社を通していないこともあります。
個人で経営している駐車場は、看板などによって貸し出しの案内や問い合わせ先の掲載があるはずです。
駐車場探しに行く場合は、そのようなポイントも押さえつつ、しっかりとチェックしましょう。
自宅近くを散策する時の注意点は、散策は毎日通える範囲に止めておくということです。
あまり遠くまで行ってしまうと、アクセスが悪くなるのと同時に、あまり効率的ではありません。
効率的に探したい場合は、ポータルサイトや不動産会社を併用するのがおすすめです。

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駐車場を契約するのに必要な書類

駐車場を契約する時は、本人確認のための書類に加えて、車両について確認するための車検証や、収入をチェックするための収入証明書などが必要になります。
特に賃料が高く、審査が厳しい駐車場では、通常よりも多くの書類を提出しなければならないこともあります。
必要な書類を把握しておくことでスムーズに契約できるため、ぜひ参考にしてみてください。

運転免許証

契約する時に欠かせない書類の1つとして、運転免許証が挙げられます。
契約する駐車場によっては運転免許証原本の提示が求められるケースもあります。
コピーの提出を求められた場合は、表面と裏面のコピーを用意してください。
運転免許証では、契約申込書に記入した氏名や生年月日、住所といった情報がしっかりと合っているかどうかを見ます。
また、契約者本人であるのかを確認するだけでなく、運転する資格を持っているのかという点をチェックするために必要です。
運転免許証の更新をしていない場合は、契約できない可能性があるので注意してください。

車検証

車検証では、駐車場に駐車する車のサイズを確認します。
車によっては駐車不可のサイズとされてしまうことがあるため、契約前に確認しておくと安心です。
また、サイズの他に車の所有者や使用者、契約車両と同じ車かどうかをチェックします。
車両を購入する前に駐車場を契約する場合は、購入前であることを伝えれば契約は可能です。
ただし、購入する予定の車両サイズについて確認しておく必要があります。

印鑑証明書

契約する時に使用する印鑑の印鑑証明書が必要になる場合もあります。
印鑑が不正に利用されるのを防いだり、書類に実印が使われているかを確認したりするため、印鑑証明書の提出が求められます。
印鑑証明書は、発行されてから3ヶ月以内の書類を求められることがほとんどですが、現在はマイナンバーカードによって簡単に取得できます。
認印やシャチハタで契約できるケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
近年では電子契約という形を取る場合もあり、電子契約では署名のみで印鑑を不要としていることもあります。

場合によっては必要になるものも

先ほどご紹介したとおり、駐車所によっては審査が厳しい場合があります。
収入証明書や住民票、任意保険証など、普段は求められない書類の提出が必要になることがあるため、念のため把握しておきましょう。

収入証明書

収入証明書の提示が求められる場合は、賃料が高い駐車場が多いため、しっかりと支払いができる収入であるかを確認するために使います。
契約書に記載している年収と照らし合わせるという目的もあります。
収入証明書として認められているのは、「所得・課税証明書」「源泉徴収票」「給与支払証明書」「確定申告書」「決算書」などです。

住民票

氏名や生年月日、住所などを確認するために使います。
運転免許証と併せて本人確認を行います。

任意保険証

駐車場内で事故を起こしてしまった時、賠償金の支払いで賃料が支払えなくなってしまう可能性を考え、保険に入っているのかどうかを確認します。
任意保険証の提示は、審査が厳しい駐車場で求められる傾向にあります。
駐車場内で起こったトラブルをスムーズに解決するために大切な項目です。

連帯保証人が必要な場合もある

滞納などが起こった時に、契約者本人の代わりに支払いを行う「連帯保証人」が必要になるケースもあります。
契約者と同じ義務が課せられるため、連帯保証人の身分証明書や印鑑証明書も提示しなければなりません。
連帯保証人の用意が難しい場合は、家賃保証会社を利用することで契約が可能です。