終身建物賃貸借制度とは?特徴やメリット・注意点を解説

終身建物賃貸借制度のメリット

終身建物賃貸借制度のメリットは以下の通りです。

住居の心配が必要なくなる
更新料がかからない

それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。

1.住居の心配が必要なくなる

終身建物賃貸借制度の最大のメリットとも言えるのが、60歳以上の高齢者であっても住居による不安がなくなることです。

一般的に高齢者は賃貸契約しにくいと言われており、長期的に入居できる賃貸を探すのは一苦労です。

しかし、終身建物賃貸借制度であればバリアフリー設計された賃貸に死亡するまで住み続けることができるため、住居に関する不安は解消されます。

2.更新料がかからない

一般的な賃貸は契約期間満了時に契約更新料として家賃1ヶ月分ほどの費用が発生することが一般的ですが、終身建物賃貸借制度は入居者が死亡まで契約することが前提であるため、契約更新料が発生しません。

そのため、賃貸にかかる費用を削減することができるのです。

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終身建物賃貸借制度を利用するときの注意点

終身建物賃貸借契約できる事業者は、あらかじめ都道府県から認可を得た事業者のみとなるため、利用できる物件が限られることが注意点として挙げられます。

お住まいの地域によっては身近に終身建物賃貸借制度を利用できる物件がない場合もあるため注意しましょう。