仕事中でもできるマインドフルネスの方法

ここからは、仕事中でもできるマインドフルネスの方法をご紹介します。一番ストレスを感じやすい「職場」で、ストレス解消をしたいと考える方は多いでしょう。

マインドフルネスは特別な準備は不要であるため、思い立ったときにできるのがメリットです。そのため、仕事中であっても可能なマインドフルネスが少なくありません。

ここからは、仕事中でもできるマインドフルネスの方法についてご紹介します。

ペンの先に意識を向ける

仕事中でもできるマインドフルネスの方法として、まず挙げられるのが「ペンの先に意識を向けること」です。持っているペンなら、ボールペンでもマジックペンでも問題ありません。意識を向ける対称として、ペンの先をじっくりと観察してみてください。

ペン先の質感や色、大きさ、形などに目を向けている間は、まさにマインドフルネスの状態です。他のことを考えず、全力でペン先に意識を向け続けてみましょう。

1分だけ目を閉じて深呼吸を続ける

マインドフルネスと聞くと、「長時間呼吸に意識を向け続けなければならない」といったイメージがあるかもしれません。しかし、1分程度であっても十分にマインドフルネスの効果は実感できます。

ちょっと目を休める程度のような感覚で、1分だけ目を閉じて深呼吸を繰り返しましょう。深呼吸を繰り返すことに意識を向ければ、雑多な感情やネガティブな思考に頭の中が支配されてしまうことはありません。

わずか1分だけですが、マインドフルネスが終わった後に目を開けてみると、頭の中がクリアになったような感覚を得られます。

心を空っぽにして同僚の話に耳を傾ける

業務中のマインドフルネスとして、簡単なのが「同僚の話に耳を傾けること」です。人は、相手の話を聞きながら、別のことを考えていることが少なくありません。「この話に対して何て返答しよう」「この話あとどれくらいかかるのかな」など、相手の話を聞いているつもりが、いろいろなことが頭をよぎってしまう……といった経験をしたことがある女性は多いのではないでしょうか。

心を空っぽにして、同僚の話にしっかりと耳を傾けることはマインドフルネスに近い効果があります。相手のすべての言葉を吸収するようなイメージで、一言一句逃さないような姿勢で聞いてみましょう。

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まとめ

今回は、業務中でも可能なマインドフルネスについてご紹介しました。マインドフルネスと聞くと、胡坐をかいてしっかりと深呼吸するといったイメージがありますが、実は工夫次第でどこにいても、どのような環境でも実践することが可能です。

「職場でストレス解消をしたい」「職場でネガティブな気持ちになりやすい」と悩んでいる方は、ぜひ日々の業務の中にマインドフルネスの時間を設けてみてはいかがでしょうか。

粕谷麻衣

ライター・キャリアコンサルタント。「子育てと仕事を両立したい」「自分らしく働きたい」「自分の好きなことを仕事にしたい」など、今どきの働き方にフォーカスした情報を発信。取材やインタビューを通して、リアルな声を追求していくことが好き。

自身は一児の子どもを持つシングルマザー。ワーキングマザーとしての人生を楽しく謳歌中。