【補聴器のプロが答える】耳の聞こえのお悩みQ&A

「聞こえ」が気になる方と、そのご家族へのメッセージ

若松さん:補聴器を使用したからといって、すぐに会話がスムーズに進むわけではありません。まずは、聞こえなくなっていた音に慣れていく時間が大切です。

ご本人に補聴器がなじむまで、ご家族はサポートをしてあげてください。リハビリをしているような状態のため、応援してあげる気持ちで関わると良いかもしれません。「前よりも聞こえるようになったね」といった声かけもポイントです。

熊谷さん:健常な人でも、聞こえにくい話し方や声というものがあります。補聴器の場合は早口の言葉を聞き取るのが苦手なため、ご家族はゆっくり話しかけてあげるのが良いですね。電話や、マスクの着用の際は特に聞こえづらいことがあるので、ゆっくりはっきり話すことを意識してみてください。

若松さん:補聴器に対してマイナスなイメージをもたれている方もいらっしゃいますが、補聴器をつけることで「笑顔が増えた」など表情が変化するお客様も多いです。聞こえなかった音が聞こえるようになるので、嬉しさから表情がいきいきとします。感動して泣いてしまうお客様がいるくらい生活の質が変化するものなので、気軽に試していただきたいです。

また、昔の補聴器は「音が急に入ってくる」「音を拾いすぎる」といったイメージがありますが、メーカーの努力で補聴器は進化しています。補聴器を使用する人の目的に合わせた提案や調整ができるので、ぜひ一度愛眼に足を運んでください。

熊谷さん:聞こえにくいことを認めたくない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、聞こえないと会話をすることを億劫に感じ、周囲とのコミュニケーションが減ることも。愛眼に足を運んでくださるお客様も、最初は補聴器に対してネガティブな印象から入ることもありますが、ポジティブな印象に変化することがほとんどです。聞こえの変化に気づいていないケースもあるので、健康診断のような感覚でお気軽にご来店ください。

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