平日限定の中華式カレー!『同發本館』の「排骨カレー」
『同發本館』の「排骨カレー」1320円
横浜中華街の大通りに店を構える老舗高級店『同發本館』。こちらもメニューに記載はないものの、平日限定の裏メニューとして「排骨カレー」がオーダーできます。「排骨」とはそもそも、豚の骨付き肉をカレー粉などのスパイスにまぶし、揚げた料理。スパイスを使った料理が、カレーに合わないはずがありません。
オーダーからしばし待った後にサーブされました。カレーの具材が煮込まれすぎておらず、鶏皮はぷりぷり、玉ねぎはシャキシャキなカレーを見るに、おそらくは作り置きではなく、注文が入り次第1食ずつ丁寧に作り出していることが分かるビジュアルです。
まさに「中華式カレー」。他ではまず味わうことができない一品です
カレー自体は、中辛よりも若干甘めで、ルーの奥底で感じるスパイスは中華的。程よくオイリーな印象もあり、独創的な印象を感じました。そして、肝心の排骨とのコンビネーションもバッチリで、カレーと排骨を合わせていただけば、外国のチャイナタウンにいるかのような不思議な錯覚を覚えました。食べ応え、味共に素晴らしく「排骨カレー」、クセになりそうです!
●SHOP INFO
店名:中華菜館 同發本館
住:横浜市中区山下町148
TEL:045-681-7273
営:11:30~15:00、17:00~21:30 土・日曜11:00~21:30
休:水曜
まとめ
ここまでの通り、「中華式カレー」と言っても『保昌』は、本格欧風カレーで、専門店をも凌駕するハイレベルの味わいでした。また、『鳳林』も極めて和風の優しいカレーで、良心を感じるデカ盛りの「カツカレー」でした。唯一、中華的な印象を覚えたのが『同發本館』の「排骨カレー」で、“横浜中華街ならではのカレーを食べたい”という時は、最もオススメできる味わいだと思いました。
ただし、いずれのカレーも美味しかったことには違いがありません。「横浜中華街に来たは良いけど、中華の気分じゃないんだよなぁ~」といった際には、ぜひ本記事を参考に、各店のカレーを楽しんでみてはいかがでしょうか。いずれのカレーも美味しいものばかりですよ!
(取材・文◎もっち、松田義人(deco))